起業するまでの17年間は、システム開発会社で働いていました。
たくさんのプロジェクトを、マネージャーや事業部長など責任者の立場で手がけて、
お客様からは高い評価と感謝をいただいていました。

しかし徐々に、会社の組織の一員として働くことに疑問を抱くようになりました。
日本のサラリーマンは、いくら利益を出しても、たいした給料はもらえません。
しかも頑張った人間も頑張らない人間も、給料にそれほど差がないので
結局は頑張っても報われないのです。

また、仕事に関しては、当然のことながら会社の方針に従わなければならず
お客様から仕事を受けたら、決められた納期までに納める、これだけ。
そこに創意工夫をすることは、ほとんどできません。
それでも私はできる限りの創意工夫をしてはいましたが、やはり限界がありました。

このように給料や仕事について、「これはおかしい」と強く思うようになり
それなら自分で、正しいと思うことができる理想の環境をつくろうと決めました。
お客様に本当に満足していただける良いものを提供する会社、
そして、社員の頑張りがきちんと報われる組織をつくりたい、そのような思いでした。
ちょうどその頃、同じ思いを持つ仲間2人と出会ったことも独立の後押しとなり、
1年間の準備期間を経て2001年7月に3人で事業をスタートしました。

私たち倍速開発が目指しているのは、「幸せをつくっている会社、日本一」です。
確かな品質のシステムを、スピーディに適正な料金で提供することで、
お客様に確実に満足していただく、これはお客様を幸せにします。
そしてそのシステムを開発した者は、お客様から感謝されて幸せな気持ちになります。

お客様も開発者も、関わる人すべての幸せを実現できる会社でありたい。
経営理念の一つである「お客様を幸せにするシステムをつくる」には、
そのような思いが込められています。