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研究テーマ３００字
私の修士論文のテーマは「将来債権譲渡の範囲の考察」だ。将来債権譲渡はしばしば資金調達に用いられる。譲渡範囲を広くすると、反社会的勢力などに債権が渡り、過酷な取り立てにあう債務者が増える可能性がある。反対に、債務者保護のために将来債権の譲渡性を厳格にすると、実務に混乱を招き、経済的損失も出て、資金調達の手段として運用しづらくなる。この両面の利害の調整や、範囲決定が非常に難しい問題だ。この研究を進めるうちに、物事には常に利害の両面があり、その衝突を緩和し、合意点を見つけることが法律学の難しさであり奥深さだと感じた。この研究で、将来債権譲渡の運用の手がかりが見つかればと思っている。
