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三井不動産の事業で興味のあるものを一つ選び、今後の社会動向を踏まえ、当該事業をより良くする具体的な施策をご自由にお書きください。
私は、中学時代から住んでいる周辺地域が、大規模な商業施設の開発によって次第に進化していく過程を間近で見て感動した経験から、御社の商業施設賃貸事業に興味を持っている。今後の国内市場では少子高齢化が進行し、シニアのマーケットが年々拡大していくことが予想されるため、これまでは多くの商業施設がファミリー層をメインターゲットとしてきたが、今後はよりシニア層に配慮した施設づくりを進めていく必要がある。そこで、施策として「シニア向け商業施設のプロデュース」を提案する。シニア層にアプローチするには、心地よく過ごせる場所を提供することが重要になってくる。さらに今後シニア層が増えることで、無料で入店できて時間がつぶせる商業施設は、従来のビジネスモデルだけでは薄利になってしまう可能性が非常に高い。購買に頼ったビジネスモデルから脱却し、入場料や会員料、コンシェルジュ料など、その空間で過ごすことに対する課金を考える必要がある。またフロアづくりの面では、施設内各所にゆったりと座れる椅子やソファを配置し、疲れたときにひと休みできるスペースが自然とあるような空間をつくり、買い物時の肉体的な負担を軽減することが求められる。これらを実現することで、シニアのお客様に満足していただける商業施設ができると確信している。
