【最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

採用市場・動向

【最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

文部科学省と厚生労働省は2020年11月17日、
2020年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)の結果を公開しました。
大学生の就職内定率は、前年同期比7.0ポイント減の69.8%。5年ぶりに70%を下回り、
リーマン・ショック後の2009年につぐ下落幅となりました。

最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

コロナ禍における採用市場の変化についてしっかりと把握した上で
今後の採用戦略を柔軟に変化させる必要性があります。

コロナ禍でオンライン対応を必然に迫られる中、
コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータをお伝えしていきたいと思います。

コロナ禍での内定率の推移

大学区分別の就職内定率をみると、
国公立大学は71.9%(前年同期比7.5ポイント減)、私立大学69.1%(同6.8ポイント減)。

男女別の就職内定率は、男子大学生は68.8%(同7.3ポイント減)、女子大学生は70.9%(同6.7ポイント減)。

国公立大学は男子70.6%、女子73.3%、私立大学は男子68.3%、女子70.1%。

文系・理系別に大学の就職内定率をみると、文系は68.7%(同7.5ポイント減)、理系は74.5%(同4.8ポイント減)。

```地域別に大学の就職内定状況

関東地区の74.4%(同6.1ポイント減)
近畿地区71.5%(同8.1ポイント減)
中部地区67.9%(同6.5ポイント減)
九州地区64.4%(同2.5ポイント減)
北海道・東北地区64.2%(同10.3ポイント減)
中国・四国地区59.7%(同10.4ポイント減)

大学以外の就職内定率は、
短期大学が27.1%(同13.5ポイント減)、
高等専門学校が93.8%(同2.4ポイント減)
専修学校(専門課程)が45.5%(同14.9ポイント減)

※文部科学省と厚生労働省の発表より

```
地方の採用が今後の一つのキーワードになっていますね。
21卒をまだまだ採用する企業は、どの地域の学生をスカウトするか、などの戦略にも役立つデータです。

そして、22卒の採用計画でもどの地域から就活が終盤に向かうのか
予測をたてやすいデータでもありますね。

CheerCareerから紐解く最新市場。

実はCheerCareerの中でも
学生数がコロナの影響で昨対の280%増の推移で会員登録が急増中。

オンライン選考が主流になってきた中で地方学生の登録も非常に増えています。

CheerCareer掲載企業の動き

最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

実際に企業の動きとしてはインターンや説明会の実施は例年より早期化
スタート時期はコロナ禍になってすぐの3月頃から
22卒の採用活動をした企業が目立ちました。

11月地点で昨対の1.18倍開催数も増えております。
個別での日程調整をする企業も増えましたが
その数値は含まれていないため
単純に企業の採用活動も積極化している傾向にあります。

CheerCareer登録学生の動き

最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

説明会予約数は緊急事態の影響はなし。

コロナの煽りとオンライン説明会の普及の影響で
一定の割合で増大していきました。

説明会予約数自体は昨対2.14倍に増加しています。

CheerCareerの説明会のオンラインかリアル開催かの問題

掲載企業の説明会開催数のオンラインかリアルかの比較

[最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開]

基本的に説明会開催は4月以降、オンライン中心の企業が大半です。
9月10月で慣れを感じたのかリアル開催に戻す企業も増えましたが
情勢や学生の予約状況を見てオンラインに戻す企業が多かった印象です。

登録学生の説明会予約数のオンラインかリアルかの比較

最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開

学生の説明会の予約数においてはより顕著にオンラインが中心です。
初回接触はオンラインを希望する学生が多く、
そこで魅了された学生が初めてリアルでの選考などに出向く、などの傾向があります。

中でも、著しいコロナ前との変化は
一都三県以外の地域の説明会予約数は昨対の477%を記録していることもあり
地方学生からもオンライン説明会のニーズはとても高いと言えます。

学生の居住地ごとの説明会予約傾向

[最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開]

リアル開催は関東と近畿で割合が多いもののオンラインが中心。
リアル開催は中部と北海道で参加率が低い。
→冒頭の地域ごとの内定率の推移の低さは地元企業がオンライン対応に乗り遅れた影響も?

やはり全体的にもオンライン説明会に予約が集中する傾向が高く、
予約できる日程がWEBページに上がっていることも応募を集めるための重要指標になります。

Twitterでもオンライン説明会に感謝する
学生の声もよく目にするようになりましたね。

CheerCareer上での説明会開催時間について

企業の説明会開催時間

[最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開]

平日、日中の13:00頃に開催する説明会が非常に多い傾向にあります。
午前の部だと10:00スタートの説明会も人気なようです。

予約の入りやすい説明会の開催時間

[最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のリアルデータ公開]

就活生の動きとしては意外にも全体的にばらけている傾向がありました。
競合他社が集中する時間帯を避ける、というのも一つの戦略として挙げられますね。

【最新】コロナ禍での企業の採用活動と就活生のデータまとめ

  • 説明会はオンライン
  • 地方採用戦略も重要なキーワード
  • 積極採用中の証は日程が公開されているのも重要なポイント

今年はオンライン採用を柔軟に取り入れ
地方の企業で月3万円のプランで新卒40名、中途3名採用した企業様もいらっしゃいます。

21卒、22卒、インターン、第二新卒の募集にご活用いただけるので
ぜひチェックしてみてください。

▼CheerCareer(チアキャリア)へのお問い合わせはこちら

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

平塚のTwitter平塚のFacebook平塚のYoutube

この人の記事をもっと読む
このページをシェアする