【ベンチャー企業担当者必見】今日から始められる!地方創生事業の具体的な5つのSTEP

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【ベンチャー企業担当者必見】今日から始められる!地方創生事業の具体的な5つのSTEP

みなさんこんにちわ!少しずつ温かくなり春の足音も聞こえてきましたね。
この時期になると花粉などが激しく飛び交うので日々眠気と戦っている今日この頃です。

最近地方創生系のプロジェクトを多く経験しておりますと
「地方創生って儲かるの?」
「地方創生ってよくわからない」
というお言葉をよくいただくようになってきました。
確かに私も地方創生系の取り組みを始めた時にはわからないことが多く
なんとなく「地方創生」という言葉だけが一人歩きしているような印象もあり
皆様の会社でも「地方創生事業をやろう!」と急にトップダウンで号令がかかり
じゃぁ何からやればいいの・・・と戸惑ってしまっている皆様もいるのではないでしょうか?

今日はそんな皆様に「具体的にこういうステップで私は地方創生事業に関して立ち上げます」
というノウハウをお伝えできればと思います!ぜひよろしくお願いいたします。


なぜ地方創生!と騒がれているのか

これは平成28年に遡りますが経済産業省が
以下のレポートを発表したところから話は始まります。

地方創生と地域経済産業政策について 平成28年3月経済産業省 地域経済産業グループ
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/chiiki_keizai/pdf/011_02_00.pdf

色々と難しい資料が続きますが要するに

  • 日本という国は人口が減少していく
  • 特に地方がそのペースが早い、消滅してしまう地方も多くある
  • 地方が消滅しないように産業を創り出し、首都圏に一極集中してしまっている  人を地方へ送り込み産業を創り出していくことが必要だ

ということを国としては考えました。ここの考え方がもとになり
・移住事業
なども一緒に始まりました。近年よく耳にするようになった「ワーケーション」
などのお話などもここ関連で最初は始まっています。

私の住んでいる福島県のある東北エリアも、50年経つと半分の地方自治体が
財政的に厳しくなるなど、本当に地方の状況は深刻です。要するに地方で新しい
事業を立ち上げないと日本という国自体が危なくなる。それぐらい深刻なことだから
政府はずっと地方創生!と言っているわけです。

よくある地方創生事業への誤解

次に地方創生事業に関してのよくある誤解に関してお話ししたいと思います。

例えば「地方創生事業って儲からないんでしょ?」
というようなご意見をよくいただきます。はっきり言って地方創生事業はすぐには儲かりません。
というか市場がありません。市場がないからこそ、地方が衰退してきており、まさに地方の事業を
逆に中小・ベンチャー企業のような自ら市場を切り開いてきたような人々が事業を仕掛けて行って
地方の事業を「創生」していくような取り組みが求められています。

次によくある質問が
「地方創生事業って何から初めて良いか解らない。東京や首都圏のビジネスをそのままやって
 成功するの?」という質問。

そのままやって成功するわけがないです!そのままやって成功しないから地方はここまで衰退して
きたわけです。また東京や首都圏のビジネスをそのまま横展開すればいいや。というような発想では
地方の人から嫌われてしまいますし(上から目線的な..)あまりその事業の方向性では上手くいかなく
なってしまうと思います。

そして一番多い質問がこちら
「地方自治体の予算はどうやったら獲得できるのか?難しいんでしょ?」

はい。その通り、難しいです。議会の承認も減るので時間もかかりますし
膨大な説明資料は必要になります。そもそも入札に参加するための資格も必要ですし
ある程度地方に関しての取り組みを自分たちのボランティアでもしてきたかどうか?
というような本気度もみられます。
地方自治体の予算は年々減少している住民の皆様の税金から賄われているので
ここにシビアになるのは当然の話だと思います。
その地方でビジネスをしたかったら、住民の皆様、地方のことをよく理解し
しっかりとした提案を出すことが大事になってくると思います。

中小・ベンチャー企業が地方創生ビジネスを始める5STEP

それでは中小・ベンチャー企業が地方創生ビジネスを始める
5STEPを以下に記載させていただきます!
ぜひ皆様参考にしてみてください。

1. メンバーの出身地で地方出身のメンバーへヒアリングし
  地方の事業者の情報を調べてみる

故郷のことをよく知らない...故郷のことをあまり好きでない。という人はあまりいないと思いますし
故郷のことの話をすると楽しくなってくるもの。メンバーの皆様の故郷が今どういう状況で
どういうふうに小さい頃思っていて、新しい取り組みなどどういうことが起きているか?ということを
少人数でもいいので、ディスカッションするお時間を儲けることをお勧めします。

例えば私の故郷福島県も「地方創生事業をやろう!」と思うまでには解らなかった
以下のような方々と出会えました。これは福島県で事業を創りたい!という考えから
県のHPや、福島県 起業、福島県 事業家育成、などでGoogleで検索をしている間に
出会った方々です。またTwitterやFacebookなどで検索してもこういう方々と出会えたりしますので
非常にお勧めです。

https://owb.jp/company/about/

2.地方の事業者の皆様へコンタクト(WEBミーティング)してみる

最初のSTEPで大切なのは「相互理解」いきなり商品を売り込もう!何かビジネスがない?
というような話をしてしまうと距離を置かれてしまうので、「自分が同じ故郷であること、
故郷の想い」などをお互いに語り、今どういうことを考えていて、これからどういうことを
したいと思っているか?という事業者様の想いに耳を傾け、コミュニケーションをとるSTEPを
数回繰り返します。

3.地方の事業者様が困っていて、自分たちでしか解決できないことを絞る

このSTEPの中で地方の事業者様が困っていて、自分たちの企業でしか解決できないことは何か?
ここを具体的に定め、そのためのサービス、企画、お金のかかるもの、かからないものを含め
色々と書き出します。ここで大切なのは「お金のかからないものでも何かできないか?」という視点です。
とにかく地方の事業者様、自治体様は財政が厳しいので、まず無料で何かできないか?という
ことを求められているケースも多いです、無料で地方に対してボランティア的な取り組みを実施すると
企業のCSR向上にもつながりますし、その辺りも含めて具体的な施策を書き出していくことが大切です。

事例:復興応援KIRIN 絆プロジェクト
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/csv_management/social_contributions/kizuna/

4.サービスの提案・地方の関係者を巻き込む

サービスの提案をする際、とにかく地方の関係者を巻き込みましょう。熱い想いを伝え
商工会、観光協会、町内会、地方自治体の関係者色々な立場の人に意見を聞き、想いを伝えていきます。
地方自治体様だけに提案をすれば良いというのではなく、地方にいらっしゃる方々皆様に
一つひとつ丁寧に自分たちの想いや事業構想を伝え続けることが大切になってきます。
最終的に地方自治体予算で事業を進めることになった時でも、議会や住民の皆様も関わって
くるようになりますし、その事業を行なってどうだったのか?評価はされる形になりますので
最初の段階から多くの関係者の皆様ときちんとコミュニケーションをとっていくことが
大切なポイントになってきます。

5.プロジェクト計画を立て課題があっても何が何でも実行する

最後実行のフェーズです。とにかく地方創成事業では色々な問題が起こります。
予算がない、時間がない、ノウハウがない、そもそも反対派の人々が出てきてしまう。などなど。
それでも最初の段階で地方の皆様と「この想いのために頑張ろう」と決めた初心に立ちかえり
自分たちの事業を理解してもらい、課題を解決し前に進めていくこと
その繰り返しで皆様の事業力もついてきますし、地方の皆様からの信頼も皆様に
ついてくると思います。この地道なSTEPを繰り返して地方エリアでのビジネスが
展開されていくことになると思っています。

まとめ

いかがでしたか?地方創生には本当に多くのハードな壁があることが
お分かりいただけたかと思います。一方でそのハードな壁を乗り越えるために
多くの地元の方々との出会いがありますし、とても人間的なコミュニケーションの中で
ハートフルな事業が展開できる奥深い領域なのでぜひ検討されている事業者様にとって
こちらの記事が一つの参考記事になれば幸いです。

Cheerからお知らせ

そんなこと言っても地方創生事業はやっぱり始め方が解らない...
そんなご不安をお持ちの皆様ご安心ください!
Cheerでは地方創生事業を数多く立ち上げてきた私がCheer Local Innovation
というブランドを立ち上げました。こちらのサービスにてまず皆様のお悩みから
お伺いさせていただき、地方の事業者様、自治体様と共に事業者の皆様にとって
最適な地方創生事業の構築を共にご支援させていただきます!

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Cheer Local Innovation
https://cheercareer.jp/hslp/cheercareer-onlineevent

以下LPからぜひお気軽にお問合せください。
今後も地方創生関連のセミナーなど多く実施して参りますので
ぜひよろしくお願いいたします!

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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