22卒学生の生の声!インターン設計するなら抑えるべき最新人気傾向

採用市場・動向

22卒学生の生の声!インターン設計するなら抑えるべき最新人気傾向

コロナ禍において採用活動のあり方が大きく変化しました。

一番の変化はオンライン対応などを求められる中で
自社にとってどういうあり方がベストなのか模索する年だったこともあり
手探り状態の採用活動が続いたこと。

それにより、例年にはない学生の動向が浮き彫りになりました。

そこで今回は22卒学生の生の声を拾って
採用計画に活かしていくために
インターン設計するなら抑えるべき最新人気傾向をご紹介していきたいと思います。

インターン設計するなら抑えるべき最新人気傾向

まず、就活生はなぜインターンシップに参加しようと思うのかを押さえましょう。

就活生がインターンに参加したい理由

就活生がインターンシップに参加する目的は
文系学生は【見つける】
理系学生は【確かめる】

文系学生が視野を広げたり、
自分が何をやりたいのか見つけるためにインターンを参加する傾向が高いことに対し、
理系学生は特定の企業のことをよく知るため、自分の専攻が社会で役に立つか確かめるため、
という意見が多かったことがとても面白いですよね。

自社の採用ターゲットに沿って戦略を変える必要がありますね。

就活生が参加したいインターンシップの内容

```現場を社員の説明で見学する「職場見学型」
59.9 %

現場の社員に交じって業務の体験をする「同行体験型」
57.4 %

業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」
45.9 %

企業や業界について知識を深める「座学講座型」
43.7 %

働いている社員と話せる「社員インタビュー型」
39.4 %

架空の課題や問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」
38.2 %

実際の業務と同等の課題やタスクに取り組む「シミュレーション型」
36.7 %

若手社員に限定して話せる「若手社員インタビュー型」
26.6 %

社会人の基本や将来に役立つ内容のセミナーがメインの「就活準備講座型」
24.4 %

参加者同士がアイデアや結果を競う「ビジネスコンテスト型」
5.5 %

(マイナビ調べ)
```

文理共に人気が高いインターンは
現場を社員の説明で見学する「職場見学型」
現場の社員に交じって業務の体験をする「同行体験型」
であり、その中でも理系の方が顕著に高い傾向にある。

具体的な仕事内容を実際に見て確かめたいというニーズの高さが顕著に出ていました。

文系学生の場合は
企業や業界について知識を深める「座学講座型」
実際の業務と同等の課題やタスクに取り組む「シミュレーション型」
架空の課題や問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」
社会人の基本や将来に役立つ内容のセミナーがメインの「就活準備講座型」
”実体験”は伴わなくとも、業界や仕事に関する知見を深められるプログラムを希望する傾向が理系よりも高いというデータが。

では実際にインターンに参加した中でよかったインターンシップとはどのようなインターンなのか。

参加した中で最も印象に残ったインターンシップを実施した企業のプログラム内容

```架空の課題や問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」
32.2 %

企業や業界について知識を深める「座学講座型」
30.6 %

働いている社員と話せる「社員インタビュー型」
23.7 %

実際の業務と同等の課題やタスクに取り組む「シミュレーション型」
22.7 %

現場を社員の説明で見学する「職場見学型」
22.1 %

業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」
20.7 %

現場の社員に交じって業務の体験をする「同行体験型」
13.8 %

若手社員に限定して話せる「若手社員インタビュー型」
12.5 %

社会人の基本や将来に役立つ内容のセミナーがメインの「就活準備講座型」
6.6 %

参加者同士がアイデアや結果を競う「ビジネスコンテスト型」
3.0 %

(マイナビ調べ)
```

印象に残ったプログラム内容としては、
「グループディスカッション・グループワーク型」が最多で32.2%
次いで「座学講座型」30.6%となり、
『参加したいインターンシップ内容』でトップだった「職場見学型」は上から5番目の22.1%となりました。

参加経験のあるインターンシップの形式がオンライン開催が多いことも大きな要因ではあるでしょう。

では、実際にインターンはオンラインがやはり人気なのでしょうか。
オンライン、オフラインどちらも開催する企業が存在する中で
実際にどちらがおすすめですか?と聞かれることも多いので実態を見ていきましょう。

インターンシップはオンラインとオフラインどちらが人気?

 参加したインターンシップの参加形式

``` 7月 73.9% WEBのみ
 8月 70.2% WEBのみ
 9月 70.1% WEBのみ
10月 75.4% WEBのみ
(マイナビ調べ)

``` 基本的にチアキャリアの中でもオンラインに予約が集中しています。

そして驚くべきことに、とある学生から
大学で「こんなご時世にリアルコンテンツを提供する会社はやばいから行かない方がいい」と
言われました。なんて学生にもちらほら出会いましたので
本当にコロナ禍で様々な方の考え方がある中で
自社にとってベストなインターンのあり方を模索する大変さを感じました。

 最も印象に残ったインターンシップの参加形式

「WEBのみ(対面なし」が50.7%
「どちらかというとWEB」も含めると6割近くがWEB実施ということが判明しました。

つまり、結論としてインターンシップを開催するなら
断然、オンラインでの開催がおすすめという結論に至ります。

ちなみに、就活生がインターンに参加したいと思う条件の上位ランキングにも
オンライン開催であることが条件にランクインしています。

就活生が参加しやすいインターンの期間

```半日〜1日 74.7%
2~3日  19.9%
1週間以上 5.4%

(マイナビ調べ)
```

インターンはあくまでも冒頭でお伝えした
就活生がインターンシップに参加する目的に沿って考えると
文系学生は【見つける】
理系学生は【確かめる】

文系学生が視野を広げたり、
自分が何をやりたいのか見つけるためにインターンを参加する傾向が高いことに対し、
理系学生は特定の企業のことをよく知るため、自分の専攻が社会で役に立つか確かめるため、
ということもあるので
短期間での参加を希望する就活生が多い傾向にあります。

就活生がインターンシップに参加したいと思う条件

```参加できる日程が多い(希望の日程で参加できる)
54.6%

参加者は選考で有利になる
46.1%

短期間で終わる
38.8%

オンラインで参加することができる
37.2%

現住所の近くで開催される
36.6%

参加者限定の選考フローが用意されている
32.3%

希望者は全員参加できる
31.9%

交通費が支給される
29.7%

感染予防対策が十分に行われている
26.9%

日当などの報酬が出る
16.4%

現在勉強している専攻に関連するプログラム
15.6%

(マイナビ調べ)
```

参加できる日程が多いというのはリアルなデータですね。
就活生がオンライン授業の合間に受けられるオンラインコンテンツは
確かにチアキャリアの中でもとても人気です。

最近は面白い傾向として
インターンや説明会・面談などの日程が上がっているかどうか。
という観点で日程が上がっていると応募数が格段に増えるという傾向も強く感じています。

それは、せっかく応募したのに
大手就職サイトに掲載していたから応募したのに「コロナ禍で採用をストップしています」なんて
レスが返ってきた・・なんて嘆きの声もTwitterなどで目立っていることも影響しているかもしれませんね。

企業が積極採用中である、という見極めポイントの一つとして
公開されている日程の有無が大きな影響力を持っていることは間違いありません。

インターン設計するなら抑えるべき最新人気傾向まとめ

インターンの人気傾向は顕著であり、
自社でのインターン設計のために抑えるべきポイントは
最低限、下記は守っている必要がありそうですね。

  • オンライン開催であること
  • 半日など短期間であること
  • 参加できる日程が多い(希望の日程で参加できる)
  • 参加するメリットがあること(特別選考や優先選考など)

ぜひ自社の開催する現在のインターンシップと比較して
参考にしていただければと思います。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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