コロナ禍での内定者フォロー徹底攻略

採用市場・動向

コロナ禍での内定者フォロー徹底攻略

コロナ禍でTwitterなどでも最近企業の悩みとして多く目にするのが
内定者フォローどうしてるか問題です。

他の会社はオンラインでどうやってフォローしてますか?
なんて質問をよくいただきます。

最近は日経新聞でも
複数内定承諾者なんて言葉も話題に上がっていましたが
オンラインでリアルが想像できず決め手にかける、という理由で
複数社の内定を承諾し、辞退をどこの会社にしようか迷っているという話も聞きます。

内定辞退を防ぐためには「内定者フォロー」が重要になり、
中でも意識するべき重要なポイントは「コミュニケーション」です。

今回は、内定者フォローをする際に効果的な方法についてご紹介していきたいと思います。
ぜひ、採用活動にお役立ていただけると幸いです。

内定者フォローの具体的施策

内定者フォローの具体例1 インターンに参加

内定者インターンに参加するというのは
企業にとって、入社前の戦力化という意味でも非常にメリットは大きいと思います。

内定者インターンのメリット

  • 同期と仲良くなれる
  • 仕事に慣れる。成長のスピードが早まる
  • 社内との関係構築もスムーズ

面接で理解はお互いに全てを伝え理解するように勤めてはいるものの
実際に聞くのとやるのとでは大違いです。

早めに社会人生活を模擬スタートすることで
慣れておくということも大事なように思います。

やってみて辞退されたらどうするんだ、みたいな声が聞こえることもありますが
それで早期離職を避けることができたから双方にとってよかった。と思った方が得策です。

そうなってしまった原因を究明し、会社に問題があるのであれば
その打開策はなんなのか、体制を整える必要があります。

もちろん、内定者インターンと言っても内容は企業によって様々。
全てが入社後の実務につながるインターンというわけではありません。

入社後と同じお仕事内容を任せる企業もいれば、
入社前は人事で管轄できるように、人事インターンなどと
採用のお手伝いをしてもらう、なんてケースもあります。

最近では企業の働き方によっては
内定者インターンはオンラインで参加してもらうなんてケースもあるので
重要なのは、内定者が仕事の楽しさを学びながら
自信の就職先について誇りを持って日々を過ごせるかどうかに思います。

そして近い距離感でコミュニケーションさえとれていれば
内定者がつまずいたり不安に思ったりした際にすぐにフォローできるので
関係構築のためにも有効です。

その会社の中で働くリアルを伝える、ということは非常に双方のためにいいと思います。

内定者インターンで注意すべき点をあげるとするならば
学生によっては学業の状況やバイトなど
それぞれの事情もあるのであくまでも強制せずに、
いかにして納得感のある毎日を内定者として過ごしてもらうかが大切なように思います。

またオンラインでインターンをすべきか、オフラインですべきかの相談をもらいますが
会社が日々どのような働き方をしているのか、そのリアルを体験させてあげることが重要なので
リモートワークの会社はオンラインでのインターンが得策に思います。

出社している企業は少し注意が必要です。
万が一社内でクラスターが発生したり、
ご両親や祖父母と同居していて感染が拡大するなどのリスクは否めません。

最新の注意を払いながら感染予防対策を万全にした上で、会社として判断するべきだと思います。

ちなみに弊社はリモートワークをしているので内定者もフルリモートでのインターンをしています。

定期的に集まるべき会議などは顔を合わせ
しっかりとコミュニケーションをとることが大事だなと感じています。

内定者フォローの具体例2 交流会の開催

働くイメージがわかない、という内定承諾後も悩む学生の多くに
社員さんとあまり交流できていないなど
コロナの影響を感じるコメントが多くありました。

実際に入社した後どんな仕事をするのか、そんな風に1,2年後なっているのか
想像するためにも、社員さんとの交流は非常に効果的です。

コロナ禍なのでオンラインで問題ないと思うので
自分たちのために貴重な時間を割いてくれているんだ!!という思いも
内定者は感じると思うので、ぜひ交流会で働くリアルについて
いいところも改善点も伝えて一緒にこうして行こう!など語れるといいと思います。

また社員さんとの交流会だけでなく、
内定者同士の交流会も有効です。

同期がいることで乗り越えられる、そんな経験のある方も多いと思います。
コロナという未曾有の状態の中で少なからず「内定取り消しされたらどうしよう・・」なんていう
漠然とした不安を一人で抱えるよりも同期とコミュニケーションがとれた方が得策です。

内定者フォローの具体例3 内定者研修

内定者から「入社までにしておくべきことはありますか」
「取っておくと有利な資格とかありますか?」と聞かれることはありませんか?

入社後、活躍できるように「何かちゃんと準備したい。」
この焦燥感のためにTOEICや簿記、マナーなどを学びたいという内定者が多くなっているように思います。

そのため、内定者研修で学びたいという意見は意外と多いんです。

内定者研修ってどんなことやるの?

企業によって求める効果が異なるのでまちまちですが
具体例をいくつかあげれみましょう。

  • チームビルディングのワーク
  • 理念共感、ビジネス理解のワーク
  • ビジネスマナー研修(特に敬語やメールマナー)
  • コミュニケーション能力研修
  • 実務にまつわるケーススタディ など

内定者フォローの具体例4 情報をオープンに届ける

LINEでグループを作ったり
内定者掲示板のようなもので社内の情報を定期的に発信している会社も少なくありません。

学生もTwitterやLINEであれば、堅苦しくなりすぎずに
自然なコミュニケーションがとれていいですよね。

情報をオープンに届けるためにできることをまとめると・・・

  • Twitter・Instagramで情報配信
  • LINEグループで情報発信
  • 社内報を届ける
  • 社内行事は招待する
  • Slackなど社内コミュニケーションツールに招待

内定者フォローってたくさんできることがありますね。

ここまで、内定者フォローの具体例をあげてきましたが、
なかなかマンパワーがかけられない。
前例がなくて不安。内定者が少数でどうしたらいいかわからない。
コロナでオンライン対応は初めてなのでわからない。
など今年の内定者フォローの悩みは多岐に渡ります。

そんな企業におすすめしたい内定者フォロー施策がこちら。

内定者フォローに悩む企業は企画に参加すべし

1社だけでフォローするのではなく
困っている会社みんなで力を合わせて内定者フォローをしたら
社外同期もできて、いいんじゃないか!そんな声から
何社か合同で内定者フォローの企画を練る会社がありますよね。

チアキャリア でもベンチャー企業むけに合同フォローアップイベントとして
「ベンチャー内定者グランプリ2021」を、2021卒内定者を対象に開催します。

ベンチャー企業の多くは同期が少ない中でキャリアをスタートさせるため、
内定後、入社後に「仕事について気軽に相談できる人がいない」といったケースは少なくない状況です。

たとえ社内に同期がいなくても、合同内定式を経てかけがえのない繋がりを”社外同期”とつくってほしい。
そのような思いに共感したベンチャー企業合同で内定者フォローアップイベントとして
「ベンチャー内定者グランプリ2021」を開催します。

内定者フォローイベント「ベンチャー内定者グランプリ2021」の目的

効果として下記を目的としております。

  • 内定者自ら自社PRの場を経験することでオーナーシップ醸成
  • 社外同期形成
  • コミュニケーション活発化
  • 広報・ブランディング
  • 入社までの士気を高める など

内定者グランプリだなんて競争意識を持ちながら
自社理解を深められて、さらに社外同期もできる。

とっても魅力的なイベントですよね。

今年の参加企業は、募集した途端に
物凄い勢いで予約が入って満枠になってしまったため
すでに募集受付停止にしていますが
チアキャリア は今後もこのような内定者フォロー企画を企業と一緒になってできるように
企業の悩みに寄り添って、柔軟に様々な企画をご用意していく所存です。

内定者フォローはコロナ禍ということもあり
市場がどんどん変化していく中で、あり方も柔軟に変化していく必要があります。

周りの企業の動きや市場の動向をキャッチアップしながら
ぜひ内定者に有意義な時間の使い方をしてもらい、
自社に入社してもらうための準備を進めていきましょう。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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