市況分析 2020.07.01
あなたはどのタイプ?今どきの就活生を表す5つのタイプ
「就活生」というのは
黒髪スーツ、皆が同じようなスタイルで行なっていて
「個性がないなぁ」と思われがちです。
そんな中、
[パーソル総合研究所×CAMP 「就職活動と入社後の実態に関する定量調査」](https://rc.persol-group.co.jp/research/activity/files/c6bd0626d11bb6426ca23ad9f6f9724952405458.pdf) によると、
今どきの就活生は5つのタイプに分けられる!とのこと。
1. じっくり計画就活必勝タイプ (16.7%)
2. 仕事のやりがい貫徹タイプ (14.5%)
3. 真面目にコツコツ安定就職タイプ (35.7%)
4. 働きやすさ優先のローカル就職タイプ (18.0%)
5. 今を生きる省エネ就活タイプ (15.1%)
今回は、この5つのタイプについて取り上げます。
# あなたはどのタイプ?就活意識5タイプ
## 1. 【就活積極層】じっくり計画就活必勝タイプ (16.7%)

各値に対して平均以上であるこのタイプは、
就活準備に対して
→ 就活本番に向けて**念入りに準備が必要であると考えている**
就活本番に対して
→** 就活には意欲的、集中して本気で取り組みたい**ことが見受けられる
就職後について
→ 自分の**やりたいことを実現できる仕事をしたい**が、
定年まで見据えつつ地元に近い勤務地を希望しているなど、**安定も求めている**
就活も、就職後のその先も成功したものでありたいという
意識の高い優等生タイプです。
## 2. 【就活積極層】仕事のやりがい貫徹タイプ (14.5%)

* 仕事を通じて具体的にやりたいことがある
* 時間をかけてでも、希望にあう就職先を見つけたい
が特出している事に対し、
* 就活は、なるべく短期集中で取り組む方が良い
* 実家・地元に近い勤務地で働きたい
が平均以下のこのタイプ。
**時間をかけてでも自分のやりたい仕事を見つけたい、
そのためには安定は重要視しない!**という
メラメラタイプです。
個人的には、ベンチャーに向いてそうなタイプだなぁ、と思いますね。(笑)
## 3. 【中間層】真面目にコツコツ安定就職タイプ (35.7%)

ほぼ平均と変わらないですが、
* 定年まで安定して働ける企業に就職したい
の項目だけはちょっとだけ高いこのタイプ。
**親や周りの様子を伺いながら、それなりに就活も頑張って、
定年まで働ける安定した仕事を求める**タイプです。
## 4. 【就活消極層】働きやすさ優先のローカル就職タイプ (18.0%)

このタイプは、基本的に
どの項目に対して平均以下の数値を叩き出していますね。
* 仕事を通じて具体的にやりたいことがある
の項目が平均を大幅に下回っているのに対し、
* 実家・地元に近い勤務地で働きたい
が特出しているこのタイプは、
**とにかく地元や実家の近くにいたい、
そのためには仕事は何でも良いし、就活に対する意欲がない**
など消極的な学生が多いようです。
## 5. 【就活消極層】今を生きる省エネ就活タイプ (15.1%)

どのタイプよりも平均以下なこのタイプは、
* 就活は、なるべく短期集中で取り組む方が良い
の項目のみ平均に近い値を出しています。
**短い期間で就活を終わらせて楽したい、遊びたい、
将来よりかは今が楽しければそれでよい**タイプで、
おそらく「今時の若もんは・・・」と言われるタイプでしょう。(かなしいですね)
# どのタイプの就活生が就活成功していると言えるのか
就活終了〜入社後までの特徴を、表にまとめてみました。
| タイプ | 内定獲得数 | 内定先満足度 | リアリティ・ショック | ジョブパフォーマンス |
|---|---|---|---|---|
|じっくり計画就活必勝タイプ|2.46社|**86.6%**|**小**|3.69|
|仕事のやりがい貫徹タイプ|**2.58社**|76.9%|中|**3.85**|
|真面目にコツコツ安定就職タイプ|2.09社|69.0%|小|3.36|
|働きやすさ優先のローカル就職タイプ|2.18社|68.6%|**高**|**3.31**|
|今を生きる省エネ就活タイプ|**1.81社**|**66.7%**|中|3.37|
【就活積極層】である
「1. じっくり計画就活必勝タイプ」と「2. 仕事のやりがい貫徹タイプ」は
**内定獲得数も比較的多く**、**入社後のジョブパフォーマンスも数値も高い**ため
就活自体も、入社後も成功していると言えるでしょう。
特に「1. じっくり計画就活必勝タイプ」に関しては、
事前準備・就活本番・就職後の未来も真面目に考えて活動しているためか
**内定先満足度も高く**、**リアリティショックも少ない**人が多いようです。
逆に【就活消極層】のうち、特に「4. 働きやすさ優先のローカル就職タイプ」は
やりたいことを重要視せず地元での就職のみを重要視し、
企業の細かい部分を把握せず就職したことが考えられます。
その結果、入社後の**リアリティショックのが大きく**、**ジョブパフォーマンスが低い**ことが窺えます。
「5. 今を生きる省エネ就活タイプ」は、就活に消極的なため
**内定が出た段階で就活を終了している人が多い**と予想されます。
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就活の成功が何なのかは人それぞれですが、
とにかく就活の準備をしっかりして、本番に臨むことが、成功への1番の近道です。
内定獲得・就職先の決定がゴールではありません。
これから先の人生も考え、就活をしていきましょう!
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(参考文献・引用)
■ パーソル総合研究所・CAMP(2019) - [「就職活動と入社後の実態に関する定量調査 結果報告書」](https://rc.persol-group.co.jp/research/activity/files/c6bd0626d11bb6426ca23ad9f6f9724952405458.pdf)
■ パーソル総合研究所 - [現在の就活生・データから見る5つのタイプ](https://rc.persol-group.co.jp/column-report/201909270001.html)
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