INTRODUCTION

2022年11月22日、「第3回 CheerCareerAwards2022」が開催され、魅力的な採用活動を行っているベンチャー企業16社がさまざまな賞を受賞しました。
直近1年間の採用活動で顕著な成果を上げた企業に贈られる「Best Recruiting賞」の優秀賞に輝いたのが、クラウド業界をけん引するアイレット。
2017年にはKDDIグループの一員となり、第2創業期をひた走るアイレットの魅力や採用活動について、アイレット株式会社 新卒採用グループ グループリーダー 南瞬介さんと採用担当 竹中仁美さんに聞きました。

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武器は「スピード感」と「ベンチャー魂」

システム開発会社として2003年に創業したアイレットは、「クラウドインテグレーション事業」「開発事業」「デザイン事業」の3つの柱で、クライアント企業の幅広い要望に応えているクラウド業界のリーディングカンパニー。クラウドを得意としていることから、「クラウドインテグレーター」とも呼ばれます。
クラウドの導入設計から構築・監視・運用、さらにはシステム開発やデザイン制作まで、総合的なサービスをワンストップで提供する「cloudpack」事業が軌道に乗り、AWS(Amazon Web Services)パートナーとしての世界トップレベルの称号「AWS プレミアティア サービスパートナー」の認定を10年連続で保持しています。この称号を10年連続で保持している企業は、日本全国でも数少ないそう。
2017年にKDDIグループの一員となり、持ち前の「スピード感」「ベンチャー魂」に、KDDIグループの強力なアセットが加わったアイレット。今ではKDDIとの提携事業のほか、アメリカのRackspaceとの提携事業、rackspace technologyも手がけています。
「最高のテクノロジーカンパニー」を目指す中、若い世代の活躍がいっそう期待されています。

技術と探究心で今日の「できない」を明日の「できる」に

まずは、アイレットが大切にしている理念について聞いてみました。
南南さん
アイレットの理念体系は、「PURPOSE(アイレットの存在意義)」と「PURPOSEを実現するための行動・価値基準」に分かれています。「PURPOSE」は”技術と探求心で今日の「できない」を明日の「できるに」“です。「行動・価値基準」は、PURPOSEの達成に向けて社員が行動に移すための、次の4つの価値観を指しています。
WHY(社員全員が共有する価値観):「iretならできる」を実現して未知を価値に変える
WHO(iretが応えたい人とその思い):新しさと安心感を感じられるパートナーを探す、企業の冒険家
WHAT(iretが生み出せる価値):未来を想像し、自らの成長を顧客満足に直結できるエンジニア
HOW(iretの理想的な振る舞い):共に挑戦を楽しむ心と、楽しめるだけの技術力
「WHO(iretが応えたい人とその思い)は、新たなチャレンジがしたい一方で、安心感も大事にしたいクライアント企業を指します。また、エンジニアが8割を占める会社なので、『自らの成長を顧客満足に直結できるエンジニア』をアイレットが提供できる価値に置いています。
ワークショップの開催をはじめ、こうした理念体系を社内に浸透させるための取り組みを随時行っています」と南さんは語ります。

新卒採用数増の背景に新卒社員の活躍

アイレットは、近年、新卒採用にもますます力を入れています。
23卒は36名が入社。24卒は45名程度の採用を計画しているそうです。もともとは中途社員の割合が多かったそうですが、ここ3年で新卒採用数を大きく伸ばし、4年前に比べると約2倍に増えています。
新卒採用数が急速に伸びている要因として、会社の成長に伴って、新卒を受け入れる土壌が整ってきているというのもありますが、新卒で入社した社員の活躍が大きいといいます。
南南さん
歴代の新卒社員が先陣を切って活躍してくれているおかげで、現場からも『もっと新卒が欲しい』といった声が挙がっています。

入社前後のフォロー体制を強化

23卒採用では、内定承諾率81.8%と高い水準を達成しました。その背景として、入社前・入社後のフォローを強化してきたことが挙げられます。
以前から、内々定を出した学生に対して、勤務条件などを伝える採用条件通知面談を設けていました。23卒では、従来は1時間だった面談を1時間半に延長。新卒採用グループだけでなく、新卒育成グループのメンバーも面談に加わって、入社後の研修等に関する説明を行うことで、フォロー体制を強化したそうです。
南南さん
新卒採用を始めたばかりの頃は、フォロー体制が不十分な面もありましたが、22卒から新たに新卒育成グループができ、新卒社員のフォローが手厚くなりました。それによって、内定から入社までの接触回数も大幅に増えています。

また、会社として新卒3カ年育成計画を策定するなど、入社後も新卒社員が活躍しやすい環境が整ってきています。入社後の研修期間中は、新卒育成グループが月1回程度のペースで面談をしていますし、配属後も入社3年目までは定期的に面談を実施し、悩みをヒアリングして対応するなど、フォローアップに力を入れています。

入社前後のフォロー体制を強化したことで、IT業界では珍しいほど退職者が少ないそう。新卒社員には基本的に1年上の先輩社員がメンターとして付くことで、先輩が後輩を育てていくというサイクルがうまく回っているといいます。

選考で重視するのは「マッチング」

新卒社員が若くして活躍するアイレットは、どのような採用活動を行っているのでしょうか。
選考では、できるだけ面接で直接コミュニケーションを取ることを重視しているそう。グループ面接を取り入れている企業が多い中、アイレットは個別面接を基本としています。
南南さん
30分で面接が終わる企業もありますが、私たちは1時間を取って、じっくりお話しするようにしています。特にマッチングを重視していて、学生が考えているやりたいこととアイレットでできることが一致しているか、アイレットの方向性や環境に学生がマッチするかどうかを一番見ていますね。

IT業界は、自分が入社前にイメージしていた仕事と実際の仕事にギャップがあって早期退職につながっているケースが少なくありません。そうなってしまうと非常にもったいないので、なるべく齟齬がないようにすることを意識しています。

学生のイメージとアイレットでできることにギャップがある場合は、『おそらくここではできないですよ』とはっきり伝えています。
竹中さんもやはり「相互理解」が大事だと言います。
竹中竹中さん
『相互理解』に尽きますね。いくら『アイレットが魅力的。入りたいです』と言ってくださっても、学生が叶えたいキャリアや将来のビジョンがアイレットで叶えられなかったら、『こんなはずじゃなかったのに』となってしまいます。

アイレットでは活躍が難しい人が、他社では本領を発揮して活躍できることもあると思います。新卒のファーストキャリアはとても大事だからこそ、マッチングを大切にしています。

丁寧な説明会や選考が入社を後押し

アイレットに入社を決めた学生は、どこに一番魅力を感じているのでしょうか。南さんは、学生1人ひとりにしっかりと向き合う姿勢が入社の後押しになっていることを明かしてくれました。
南南さん
内定承諾者に「なぜアイレットに入社を決めたのか」を面談で聞くと、やはり『事業内容が魅力的』という答えが一番多いのですが、それ以外にも『選考を通して丁寧に対応してくれた』『ちゃんと選考してくれた』という声も非常に多いですね。

面接にじっくり1時間かけていることに加えて、会社説明会にも2時間をかけています。会社説明会ではアイレットの説明だけでなく、ITの基礎知識もお伝えしているので、『丁寧に説明してもらえてよかった』という声をいただくことが多いです。
会社説明会で意識していることについて、竹中さんは次のように語ります。
竹中竹中さん
アイレットは文系出身で活躍している社員もいるので、文系の学生や、IT業界を見始めたばかりの学生など、ITのことがよくわからない人にとっての入門になるように、用語の解説なども入れながらわかりやすく説明することを心がけています。

スキルアップ支援も充実のチャレンジできる環境

ワーク・ライフバランス促進や働きがい促進などの取り組みにより、「ホワイト企業認定」のGOLDランクを取得しているアイレット。福利厚生も充実しており、腰を据えて長く働ける環境が整っています。
南南さん
アイレットはエンジニアのスキルアップ支援が非常に手厚いんです。特に認定資格取得のためのサポートがあるだけでなく、資格の保有者には資格保有報奨金として月々の手当が上乗せされるので、その点も魅力的だと思います。
資格取得支援だけでなく、意欲のある若手がチャレンジしやすい企業風土も、エンジニアのスキルアップにつながっているといいます。
竹中さんも「『アイレットに順番待ちはない』がキーワードで、年功序列ではないので『先輩がまだだからできない』といったことはありません。年次に関係なく、チャレンジしたい人、スキルアップしたい人にチャンスが与えられる環境です」と語ってくれました。

新卒社員にアイレットの将来を担ってほしい

最後に、アイレットの今後の展望と、新卒採用のビジョンを聞きました。
南南さん
アイレットは、KDDIグループのデジタルトランスフォーメーションを推進する中間持株会社「KDDI Digital Divergence Holdings」の一員になっています。KDDIと連携しながら、弊社の強みでもあるクラウドを活用し、より多くのクライアントのDX化にまつわる課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
新卒採用においては、アイレットの将来を担うメンバーを採用することが一番のビジョンだそうです。
竹中竹中さん
新卒の中から、ゆくゆくは今後のアイレットを担う、経営層に選ばれるようなメンバーが出てきて欲しいと考えています。すでに現場ではAWSのトップエンジニアに選ばれている新卒社員もいるので、そういった活躍を耳にするのはとても嬉しいです。

個人的には、これからも新卒をどんどん増やしていって、アイレットの理念やカルチャーをまっさらな状態から継承し、さらにそれを後輩につなげていくというサイクルが新卒を通して生まれるといいなと思っています。
エンジニアにとって最高の環境がここに。アイレットが新卒採用で目指す未来とは

おわりに

圧倒的な「スピード感」と「ベンチャー魂」をあわせ持ち、クラウド業界のトップを走り続けているアイレット。2022年度の売上が349億円を突破し、売上高がわずか4年で約3倍に急進していることが、高い技術力とクライアント企業からの信頼を物語っているのではないでしょうか。
年齢に関係なく自分次第でいくらでもチャレンジができ、若いうちから飛躍的な成長を遂げられるアイレットは、エンジニアにとって最高の環境といえそうです。
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