もともとあまり裕福ではない家庭で育った私は、
学生時代から漠然と、「お金持ちになりたい」と考えていました。
こういった背景のなか、高校卒業後は、トラック運転手になりました。
当時、トラック運転手って結構稼げたんですよ。
若い身で働くには良い手段でしたね。
しかし、"トラックを運転する"という仕事を
自分が40代になった時に続けているイメージがまったくできず、
180度違う世界に足を踏み入れる事にしたんです。
それには「成り上がりたい」という自身の座右の銘とも言える
意識が強く関わっていました。
「さて、なにをやるか。」となった時に思い浮かんだのは営業でした。
完全歩合給料の新規開拓専門の営業なら、
成り上がれるというイメージを持っていたんです。
こうして、営業マンとして仕事をすることを決意。
いくつもの会社を受けましたが、20社位は落とされましたね。
でも失うものがないと思っていましたし、何より自信があったため、
不安とかあせりとかは感じていませんでした。
そんな私を最初に拾ってくれたのは不動産業界の会社でした。
そこで働いていた3ケ月の間に、
営業についての多くを学びましたね。
その後は友人が働いていた求人広告代理店へ。
いわゆる、「完全実力主義」だったその会社で、
私は成り上がりを始めたのでした。
結局最終的に、私は起業にいたるまで、
一度も営業成績で負けることはありませんでした
そういった中私が大事にしていたのは、
「オンリーワンの営業マンになる」という考え方。
他の営業マンじゃ絶対にやらない事を常に意識していましたし、
訪問先での”工夫”だったり”笑いをとる”ということにたいしては全力でしたね。
30歳で起業することが私の目標として持っていましたが、
常務取締役になった私は社長への恩義や、
会社の事を考えるとやめることもできませんでした。
そんな考えの中、
“勤めていた会社が倒産する”という事件が起きました。
今考えると、この倒産が起業の最大のきっかけになっています。
急な倒産により、
会社の具体的なビジョンを作る暇なく起業することになりましたが、
とにかく人、さらには未来に
焦点を当てていくことだけは起業当時からずっと考えています。
もっと見る