変化は成長の過程。成長とは挑戦した結果。
変化は、挑戦だ。
◆えっ?倒産?◆
2014年9月。
当時私が勤めていた会社の経営が悪化し、
倒産するかもしれないという事実を当時の社長から通告を受けました。
原因は事務所移転による販管費の増大、広告代理業の新事業が
うまくいかなかったことでした。
◆なんとかしなくちゃ!◆
当時営業部長だった私には18名の部下がいました。
倒産した場合、私はおろかその18名が職を失うことになります。
部下の家族を含めたら30名近い人たちに多大な不安と危機を与えてしまいます。
部下を路頭に迷わすことはできない!
なんとかしなきゃ!
倒産の事実を知った直後の私は、具体策はおろか何をすべきかわかりませんでした。
しかし、なんとかしなくちゃ!!という思いだけはありました。
◆前代未聞の交渉◆
当時の私の社長は懐が深い人で、倒産するかもしれないという差し迫った心境の中、
私がみていた事業部を本体から切り離し、私が独立して引き受けることに快諾してくれました。
しかし事業を切り離すといっても、当然自社だけの問題ではありません。
私がみていた事業部は特殊な業務のため、会社を変えて事業を継続するという前例がありませんでした。
まずは事業を別会社に継承できるようにクライアントと交渉をする必要がありました。
全てのクライアントに事情説明と謝罪と別会社での事業継続の交渉をするために当時の社長と二人で回りました。当然当時の社員たちはその行動を知るよしもありませんでした。
◆私には希望がある◆
事務所の権利問題もありましたし、
部下が私についてきてくれるかもわからない状況でした。
それに人件費の支払いや事務所の預託金など運転資金として1000万円は必要でした。
その時の私は深い谷間で綱渡りをしている心境でした。
今思うとぞっとします。
しかし私には希望がありました。
私には前に進むしか道がない。
細い綱だとしても行くしかない。
不安の中10月〜11月の2ヶ月間を生きていました。
◆そして今に至る◆
結果12月から新法人として業務を開始できたのですが、そのような経緯があり現在に至ります。他の起業家とは異なる経緯かもしれませんが、社員と家族を守る気持ちはどこにも負けない自負があります。
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