高校卒業と同時に、Jリーグ「ガンバ大阪」へ入団。
プロ1年目から試合に出ることはできたものの、そこは想像を遥かに超える厳しい世界。
2年半で戦力外通告を受け、トライアウトを経て佐川急便のサッカーチームに入団しました。
午前中は制服を着て荷物の仕分け作業を行い、午後からはグラウンドでプレー。
そんな生活を1年ほど継続し、将来を考え直したとき、
思い切ってサッカー人生にケリをつけ、セカンドキャリアに進むことを決意したのです。
私は三兄弟の三男坊。もともと父親がリサイクルショップを経営しており、
すでに父の下で働いていた兄二人に続いて、私もビジネスの世界へ。
朝から晩まで働き、休みは月3日程度。それでもサッカーしかやってこなかった私には、
毎日がエキサイティングでした。
不要とされる「モノ」を人から仕入れ、それを必要な人に渡していく。
「モノ」に対する価値観は一人ひとり違い、そこには個々のドラマがある。
リサイクルビジネスの面白さを実感し、兄二人と語り合ううちに、
いつしか「自分もいつか経営者になりたい」という夢が生まれました。
そのなかで、サイズが大きく単価が低い家電製品を扱うよりも、
省スペースで高単価な貴金属やブランド品を扱う方が経営効率は高まることに気づき、
2007年、大阪の難波にて10坪の買取専門店をオープン。
考えたビジネスモデルは当たり、
家電・家具取り扱い時の1ヶ月分の売上を、わずか半月で実現。
その頃には三兄弟で別事業も立ち上げていましたが、
かつて語り合った夢を叶えるべく、各々が経営者になる道を選択。
そして2011年、私は株式会社SOUを設立しました。
私が大切にしている考え方は、まず「やる」と決めたことを楽しむこと。
楽しむからこそ努力が楽しくなり、継続的に自分磨きをすることができ、
実力がつき、成果が出て、さらに仕事が好きになる。
そのサイクルがうまく回れば、自分も、会社も、一気に伸びます。
しかし同じことをやっていても、今までと同じ成長は望めない。
新しいことを取り入れ、ブラッシュアップし続けているからこその成長。
これからも、私は“初”のチャレンジを続けます。
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