私の就活時期はちょうどバブル絶頂期、大企業から引く手数多だったんですね。
ただ、親戚一同社長や自営業だった家系の影響もあり、
大きな会社で働く自分をイメージできなかったんです。
将来起業するビジネスのタネを探せる場所として
大学卒業後は会計事務所へ。
その後もずっと会計業界で働いていたのですが、
ちょうどwindows95のリリースと共に急激にパソコンが普及してきたんです。
ただ、当時はみんなパソコンで何ができるのかわからず
使い方を模索しているような状態でした。
私も、素人の中ではパソコンに興味がある方だったんです。
で、仕事に生かせるのではないかと考え
自分の小遣いでパソコンを買って、会社のデスクに置いて使い始めたんですね。
そこで感じたのは世代間ギャップの強さ。
私はパソコンをつかう中、他の人は電卓です。さらに、当時50代の方々はなんとそろばんと手書き!
機械を使わない最後の世代まで3世代揃った状態でした。
この世代間ギャップはそのまま、仕事の効率に影響しました。
そろばん族が終電で帰る中、電卓の方は21時、私はパソコンを使い定時で退社。
これはビジネスチャンスではないか、と考えたのです。
そもそも会計事務所に就職したのも、いろんな会社を見て起業のタネを探したいという理由から。
自分は会計のプロにはなっていない、パソコンのプロでもない
しかし、経営とITをつなぐ通訳というポジションなら、価値がある。
というのも、パソコンが好きな人で会計に強い人、逆に会計事務所の人でITに強い人というのは
当時もあまりいなかったんですね。
であれば間をつなぐ人になれば貴重な存在になれるんじゃないか、
そう考えディー・マネージを起業しました。
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