私は就職活動で金融業界、
中でも保険会社に興味を持ち日本生命保険相互会社に入社しました。
入社以来、営業の第一線で仕事をしておりましたが、
6年目に支部長という役職になりました。 

支部長職になるとサラリーマンでいながら、
私が担当した支部では20名の社員を抱え、営業戦略を考え、採用の決定権を持ち、
会社名義の法人カードで経費さえ自由に使えるようになります。 

当時まだ20代と若く組織を動かす楽しみや、
営業面では経営者に交渉し、
ゴルフや接待の場面では会社経営の楽しみや悩みをお聞きする事も多くなり、
「経営する」という事に興味を持ち始めました。 

支部長の業務は楽しく、独立など全く考えてもいなかったのですが、
ある時、自らが起業したいと思える決定的な事が起きました。 

それはある社長が、会食の乾杯でビールを飲みながら
「あぁ、この一杯を飲んだ時に生きているって感じるんだよな～」と言われました。 

文章で記載すると、小さな事に感じるかもしれませんが、
自分も支部長という“経営者”をやっているつもりでいましたが、
本物の経営者との圧倒的な意識や感覚の違いに大きな差を感じました。

自分は営業数字が悪くても、会社の規定通り給与を貰うことが出来ます。
一生懸命に頑張っていたつもりですが
「生死をかけて仕事をしているか」と聞かれれば、多分NOでしょう。 
そんな自分も、それぐらい本気で仕事をしてみたいと考え、
また一度きりしかない人生なので後悔したくないと思い、独立を心に決めました。

 しかし、当時の私は保険営業しか経験がなく、社長になるといっても何を売るの？とか、
どのように会社を作るかさえ知りませんでした。
そこでまずは経営のノウハウを覚えるべく、
コンサルティング会社の船井総合研究所に転職します。

そこでは業績が良くても資金繰で会社が潰れてしまう黒字倒産を目の当りにし、
ファイナンスの知識を付けるべく、りそな銀行に再転職する事になります。 

そこで出会ったのが、弊社音声事業の中心的な技術者で一緒に会社を作ることになります。
この辺りは、この場に書ききれないのでぜひ説明会まで話を聞きに来てください！！

代表取締役　赤池　雅光