リングロー株式会社
ソフトバンクが買収を発表したARMとは?

2016.09.01

ソフトバンクが買収を発表したARMとは?

みなさんこんにちは!

先日、ソフトバンクグループ株式会社が
イギリスのARM Holdingsの全株式を買収すると発表しました。

その額なんと・・・240億ポンド!
日本円にして約3.3兆円です!!

あまり聞きなじみのない会社かと思いますが、英ARM社とはどんな会社なのでしょうか?
本当に3兆円の価値があるのでしょうか?!
今回は、上記に関して少しご紹介していきたいと思います!


【ARM Holdings plcと傘下のARM Ltd.】

ARMホールディングスはイギリスのケンプリッジに本社を置く持株会社ですが、
主な事業は傘下のARM Ltd.が行うARMアーキテクチャーの開発です。
自社で生産を行うのではなく、設計だけを行う、いわゆるファブレス企業です。

設計を行っているARMアーキテクチャーとは簡単に言うとCPUの事ですが、
パソコン用ではなく、スマートフォン等の通信機器や
デジタル家電などの電子機器に利用されています。

といってもイメージが涌きにくいですが、
ARMアーキテクチャーが組み込まれている製品は例えば、
iPhone 、Andoroidスマートフォンの多数 、ニンテンドーDS 、
ルンバ 、シングルボードコンピューター、Raspberry Piなどなど…

実に世界中の半導体の95パーセントを設計しているとも言われています。


普段、目に留まることのないARMという企業ですが、
意外とみなさんの生活に根付いていましたね。

ソフトバンクの買収が、ARMの開発環境にどの様に作用していくかはまだ分かりませんが、
ARMの存在価値が高まっていく事は間違いないでしょう。

2016年8月16日にはあのIntelとの提携も発表されました。

Intel製のモバイルCPUであるAtomは既に開発を終了していますので、
今後モバイルCPUの分野ではARMアーキテクチャーを利用していくものと思われます。

モバイルCPU、IoTの分野で独占的にARMアーキテクチャーが利用されていけば、
3兆円の価値があるのかもしれませんね!


参考サイト:
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/332/332743/
https://www.arm.com/ja/
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