クラウドビジネスの普及により、ストックビジネスが注目されています。
ストックビジネスは、「所有から利用へ」が考え方であり、大きなお金を出して購入するフローモデルではなく、毎月利用料をもらい続けるストックモデルです。
購入型のフローモデルは、最初に大きなお金をもらうことができますが、最初に大きなお金を払う会社は限られています。
販売し続けなければ、売上が落ち込みます。いわゆる広告代理店も同じフローモデルです。
フローは売れた時は、会社として大きなお金が入りますが、売れなかった場合に売上の落ち込みも非常にリスクになります。
ストックモデルは、少額の利用料をサービスを利用しているうちは払い続ける必要があります。
想像してください。フローモデルは一度買ってしまいと、次のモデルが出た場合、型遅れになってしまったり、古いバージョンの物を利用しなければならなく、新しい物にする為には、また購入しなければなりません。
その際には、また新しい製品などが出て同じものを購入してくれると言う保証もありません。
クラウドビジネスは、毎月少額の利用料を払い続けることで、常に最新の状態にアップデートされており、いつでも最新のサービスを利用しつづけることができます。
クラウドビジネスから注目されたストックモデルは、景気に左右されることなく最新のサービスを使われ続け、毎月固定でしっかり利用料をいただけるモデルになります。
解約が発生しても少額の利用料の為、売上に影響することも少なく、安定的な売上と成長が見込めます。
ただし問題は、損益分岐点まで少額の利用料を積み上げ続ける会社体力が重要で、損益分岐点を超えるまで何年も投資を続ける必要があります。
その為には大きな資本が必要になったり、安全性や実績が問われることになります。
安定的に入り続けるストックは、皆で考え新たなサービスの開発や労働環境の改善に安心して投資することができます。
労働集約型のフローモデルのように常に走り続けることで売上が左右されることもありません。
ストックが積み上がることで見えてくる皆の将来像を想像してください。
景気に左右されることなく、一緒に安心して新しい世界を考え続けましょう。
「歩」とは少し止まると書きます。
歩き続けることなく、少し止まって皆で一緒に新しい世界を作る時間が非常に重要と思っています。
これがクラウドビジネスの利点であるストックビジネスです。