イベント 2020.10.20
【就活イベントレポート】“自分らしいキャリア“を選ぶ就活セミナー これからの女性キャリア論
先日「[“自分らしいキャリア“を選ぶ就活セミナー これからの女性キャリア論](https://cheercareer.jp/event/detail/183)」を開催いたしました。
参加してくださいました学生さんはありがとうございました!
今回は、タイミングが合わず参加できなかった方向けに、
当日話した内容を少しだけお見せしようと思います。
## 「これからの女性キャリア論」概要
雇用形態の多様化、人生100年時代……
IT技術の発展によって、ひとびとの働き方は大きく変化し、
従来のように「1つの組織に属し定年を迎える」という時代は幕を閉じました。
ここで大事になってくるのが
**「どのように自分のキャリアを選択していくか」を考える力**になります。
特に女性の場合、男主体で形成された現代社会を過ごす中で、
「結婚予定の相手さえいない頃から、子どもを産んだ時の不安を抱いて会社選びの軸に加える」
「数年先の出産予定のために、新規事業など、新しいキャリアへのチャンスを諦める」
「独身で働き続けてバリバリ活躍しているけど、自己肯定感が低い」
という様々な問題を抱えています。
「今まで」のロールモデルを見ていても、この問題は払拭できない。
だからこそ現状を学び、**「未来」のロールモデルを自分自身で考え抜こう!**というのが、本セミナーのテーマです。
## セミナー当日の流れ
セミナーの流れは以下の通りです。
1. なぜこんな激動が訪れているのか
2. コロナによって起きた変化とは
3. いままでの女性の働き方、これからの女性の働き方
4. 自分のキャリアを捉えるためのヒント集
5. 質疑応答、お悩み相談
特に「3. いままでの女性の働き方、これからの女性の働き方」に興味を持っている方が多かったため、 今回の記事ではこちらの概要をまとめていきます。 1、2のテーマについては実は過去に記事としてまとめていたため、 もしよければこちらをご覧ください! - [なぜこんな激動が訪れているのか - ロールモデル(正解)のない時代を生きる](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/83%20) - [コロナによって起きた変化とは - 世界的不況にも負けない市場の見方](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/312)
## いままでの女性の働き方、これからの女性の働き方 ### いままでの働く女性 1985年、男女雇用機会均等法 1992年、育児・介護休業法が制定。 国連が採択した女性差別撤廃条約をきっかけに、かつての日本も女性社会進出に乗り出しました。 均等法以前は、男女で採用条件や待遇を変えることもOKだったため、 女性だけに「結婚したら退職」や「30歳で定年」などの条件を課して雇うことがありましたが、 数年の時をかけて次第に世の中に定着。 少子高齢化が進むこともあり、女性の労働需要は高まり、 「社会で働く女性」の像が次第に日常に馴染んできます。 女性年齢別労働力率もいわゆるM字曲線から、 だんだんとなだらかな台形に形を変え、 現代では働く女性も普通の姿になったと言えましょう。 ### 現在の働く女性 が、しかし、実は「雇用形態別・年齢階級別女性の就業者割合」でグラフを見てみると、 結婚・出産で一度離脱した女性は「パート・アルバイト」で戻っている場合がほとんど。 **「正社員」の割合だけ見ると、実は昔と変わらないM字**を描いていたりします。 男性との就業形態の格差はまだ依然として残り、 これがそのまま経済格差となり、**ほとんどの女性は「結婚しないと生活できない」という状況**が続いています。 また、課長相当以上の役職者に占める女性の割合は、およそ「12%」。 **役職持ちの内、9人が男性、1人が女性**というのが現在の実情です。 2016年4月、女性活躍推進法が施行され、 大企業を中心に女性管理職比率を高める動きが強まりますが、 「性別」を理由にした抜擢はどうなのかという意見も多く、 女性役職者の割合が増えるのはまだ数年先の話と言えるでしょう。 ### 働く女性のこれから 一番最初、社会に進出しずっと働き続けようとした女性は「男のように」働くことを求められました。 男性と同様、体力勝負で長時間労働は当たり前。 成果を残し、男社会で生き残るために、 恋愛や結婚を考える時間も惜しみ「女を捨てて」生きていくことを余儀なくされました。 そして「それらがおかしい」「もっとプライベートも大事にしながら働き続けたい、恋愛や子育ても楽しみたい」と考えた女性たちは、次に「女として」働くことを選びました。 プライベートも大事にし、ライフワークバランスという価値観を生み、 結婚をして育児や家事、介護などと両立しながら働くことになります。 しかし昨今の人権運動・フェミニズムの流れを見ていれば分かるように、 今後は家庭内のそういった仕事も女性のみがすることではなくなります。 「女」として求められていたものがどんどん減り、 最終的には**「個」として働くことができる時代が訪れるでしょう。** ### まとめ 今回参加してくれた学生さんたちはもちろん、 現代では「しっかり働きたい、稼ぎたい!」「子供もほしいけど、その後もちゃんと働きたい!」と考える女性も多くいます。 しかしまだそれらが実現できる土台は完全には整っていないため、 そこを築いていくのが現代を生きる私たちの使命とも言えます。 今までの価値観に引き摺られず、新しい時代の価値観を築いていくために、 最後に「自分のキャリアを捉えるためのヒント集」をお伝えして、今回のセミナーは終了となりました。 ## 満足度100%の就活イベント「これからの女性キャリア論」 今回話した内容は、 新しい考えの切り出し方であったり、歴史的な話をすることも多く 「少し難しくて、噛み砕くのに時間がかかった」といった感想もございました。 ただそれ以上に **「時代の見方がわかった気がした」 「その未来を見据えた上で、どうキャリアを選ぼうかが自分の中で見えてきました!」** といった前向きな意見が多く、 自分自身に自信を持ち、未来に対してワクワクできるようになるお話が出来たんじゃないかと思います。 次回開催の予定は現状ありませんが、 もし今回まとめていない部分の内容に興味がある方がいれば[Twitter](https://twitter.com/cheer_huruta)などから直接お尋ねくださいませ!
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その他にもイベントは多数開催! [就活支援のプロが登壇!オンライン自己分析セミナー](https://cheercareer.jp/event/detail/169)や、 [難関企業のES対策 自己PR添削セミナー](https://cheercareer.jp/event/detail/177)、 [【面接×プレゼンスキル】魅せる自己PR就活対策セミナー](https://cheercareer.jp/event/detail/178)など、 何らかのお力になれること間違いなし! ぜひ[CheerCareer(チアキャリア)のイベントページ](https://cheercareer.jp/event)も合わせてご覧ください!
特に「3. いままでの女性の働き方、これからの女性の働き方」に興味を持っている方が多かったため、 今回の記事ではこちらの概要をまとめていきます。 1、2のテーマについては実は過去に記事としてまとめていたため、 もしよければこちらをご覧ください! - [なぜこんな激動が訪れているのか - ロールモデル(正解)のない時代を生きる](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/83%20) - [コロナによって起きた変化とは - 世界的不況にも負けない市場の見方](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/312)
## いままでの女性の働き方、これからの女性の働き方 ### いままでの働く女性 1985年、男女雇用機会均等法 1992年、育児・介護休業法が制定。 国連が採択した女性差別撤廃条約をきっかけに、かつての日本も女性社会進出に乗り出しました。 均等法以前は、男女で採用条件や待遇を変えることもOKだったため、 女性だけに「結婚したら退職」や「30歳で定年」などの条件を課して雇うことがありましたが、 数年の時をかけて次第に世の中に定着。 少子高齢化が進むこともあり、女性の労働需要は高まり、 「社会で働く女性」の像が次第に日常に馴染んできます。 女性年齢別労働力率もいわゆるM字曲線から、 だんだんとなだらかな台形に形を変え、 現代では働く女性も普通の姿になったと言えましょう。 ### 現在の働く女性 が、しかし、実は「雇用形態別・年齢階級別女性の就業者割合」でグラフを見てみると、 結婚・出産で一度離脱した女性は「パート・アルバイト」で戻っている場合がほとんど。 **「正社員」の割合だけ見ると、実は昔と変わらないM字**を描いていたりします。 男性との就業形態の格差はまだ依然として残り、 これがそのまま経済格差となり、**ほとんどの女性は「結婚しないと生活できない」という状況**が続いています。 また、課長相当以上の役職者に占める女性の割合は、およそ「12%」。 **役職持ちの内、9人が男性、1人が女性**というのが現在の実情です。 2016年4月、女性活躍推進法が施行され、 大企業を中心に女性管理職比率を高める動きが強まりますが、 「性別」を理由にした抜擢はどうなのかという意見も多く、 女性役職者の割合が増えるのはまだ数年先の話と言えるでしょう。 ### 働く女性のこれから 一番最初、社会に進出しずっと働き続けようとした女性は「男のように」働くことを求められました。 男性と同様、体力勝負で長時間労働は当たり前。 成果を残し、男社会で生き残るために、 恋愛や結婚を考える時間も惜しみ「女を捨てて」生きていくことを余儀なくされました。 そして「それらがおかしい」「もっとプライベートも大事にしながら働き続けたい、恋愛や子育ても楽しみたい」と考えた女性たちは、次に「女として」働くことを選びました。 プライベートも大事にし、ライフワークバランスという価値観を生み、 結婚をして育児や家事、介護などと両立しながら働くことになります。 しかし昨今の人権運動・フェミニズムの流れを見ていれば分かるように、 今後は家庭内のそういった仕事も女性のみがすることではなくなります。 「女」として求められていたものがどんどん減り、 最終的には**「個」として働くことができる時代が訪れるでしょう。** ### まとめ 今回参加してくれた学生さんたちはもちろん、 現代では「しっかり働きたい、稼ぎたい!」「子供もほしいけど、その後もちゃんと働きたい!」と考える女性も多くいます。 しかしまだそれらが実現できる土台は完全には整っていないため、 そこを築いていくのが現代を生きる私たちの使命とも言えます。 今までの価値観に引き摺られず、新しい時代の価値観を築いていくために、 最後に「自分のキャリアを捉えるためのヒント集」をお伝えして、今回のセミナーは終了となりました。 ## 満足度100%の就活イベント「これからの女性キャリア論」 今回話した内容は、 新しい考えの切り出し方であったり、歴史的な話をすることも多く 「少し難しくて、噛み砕くのに時間がかかった」といった感想もございました。 ただそれ以上に **「時代の見方がわかった気がした」 「その未来を見据えた上で、どうキャリアを選ぼうかが自分の中で見えてきました!」** といった前向きな意見が多く、 自分自身に自信を持ち、未来に対してワクワクできるようになるお話が出来たんじゃないかと思います。 次回開催の予定は現状ありませんが、 もし今回まとめていない部分の内容に興味がある方がいれば[Twitter](https://twitter.com/cheer_huruta)などから直接お尋ねくださいませ!
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