【就活生必見】人材業界研究完全ガイドマップ!4つの領域や3つの職種・魅力を解説

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【就活生必見】人材業界研究完全ガイドマップ!4つの領域や3つの職種・魅力を解説

やっほ〜皆さんこんにちは、いいみゆで〜す! 業界研究シリーズ、今回は**「人材業界」**についてです。 「人材業界って、具体的にどんなことをしているの?」 「人材業界に興味があるけど、大変そう…」 「魅力ややりがいを知りたい」 このようなお悩みをお持ちではないでしょうか? 人材業界は、就活生の皆さんにとって身近な職業だと言えます。 とはいえ、実際にどのような仕事をしているのか、どのような職種があるのかまでは、よく分からないという人も多いでしょう。 そこで、今回は、以下の内容について解説します。 * 人材業界を支える領域 * 人材業界の職種 * 人材業界における現状・動向 * 人材業界の魅力 この記事を読めば、人材業界のことが丸わかりです! 「人材業界が気になっているけれど、何をしているのかよくわからない」 「サクッと業界研究がしたい」 という人は、ぜひ最後までお読みください。 ## 人材業界は人と企業をつなぐ役割を持つ 人材業界は、**人と企業をつなぐ**役割を担っています。 ビジネスは、人がいなければ成立しません。 企業にとって、ビジネスを展開するためには、人の採用は必須と言えます。 しかし、自社で求人を募集して優秀な人材を採用するのは、リソースやノウハウ的に難しい場合もあるでしょう。 一方、求職者にも同様のことが言えます。 つまり、企業も求職者も、自力で自分たちのニーズを満たす人材や場所をを探すのは、困難なのです。 そこで、**企業と求職者双方のニーズをマッチングさせる仲介役**となるのが、人材業界です。 人材業界を通すことで、お互いに満足の行く採用・就職が可能になります。 また、人材業界と似た言葉に**「HR業界」**があります。 「HR」とは「Human Resources」の略で、いわゆる「人事部」を指す言葉です。 人材業界は「一人の人」、HR業界は「企業の人事部」をターゲットに、ビジネスを展開している点が違いです。 それぞれの役割を理解しておくと、自分がどちらに興味があるのかが分かるでしょう。 ## 人材業界を支える4つの領域 人材業界を支える領域は、下記の4つです。
  • 人材紹介
  • 人材派遣
  • 人材広告
  • 人材コンサルティング
人材業界と一言で言っても、その役割は大きく異なります。 1つずつ、仕事内容や業界内での役割を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。 ### 1. 人材紹介 人材紹介は、**仕事を探している「求職者」と、人材を探している「企業」の仲介を行い、双方をマッチングさせる**のが主な業務です。 新卒・転職エージェントなどは、人材紹介に当たります。 人材紹介の主な収益は、双方のマッチングが成功した際に、企業側から支払われる成功報酬です。 そのため、求職者は無料でサービスを利用できるのが一般的です。 人材紹介は、エージェントの担当者がマンツーマンで相談に乗ってくれるイメージがあるでしょう。 人材紹介では、彼らは「キャリアアドバイザー」と呼ばれます。 一方で、企業側を担当する仕事も存在し、その場合は「リクルーティングアドバイザー」と呼ばれます。 キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーがそれぞれ情報共有をすることで、マッチングを成立させる仕組みです。 人材紹介の代表的な企業は、下記のとおりです。 * リクルートキャリア * パーソルキャリア * アデコ リクルートキャリアは「リクルートエージェント」、パーソルキャリアは「doda」を運営しています。 ### 2. 人材派遣 人材派遣は、**派遣会社に登録している求職者を、企業に紹介する**のが主な業務です。 派遣社員は企業の正社員ではないため、あくまでも労働力を提供するのが、人材派遣のビジネス形態という点を理解しておきましょう。 人材派遣の主な収益源は、派遣先企業から支払われる報酬金です。 派遣社員に支払う給与分を差し引いた差額が、人材派遣企業の取り分になります。 人材派遣は「単価×時間×人員=売上高」という計算式で売上を計算するため、見通しが立てやすい点がメリットです。 一方、どの企業でもビジネス形態はほぼ変わらないため、競合他社とのサービスの差別化が難しいとされています。 近年は、各社の競争が激化していることもあり、生き残るには自社の強みの確立が求められています。人材派遣の代表的な企業は、下記のとおりです。 * リクルートスタッフィング * パソナグループ * アデコ ### 3. 人材広告 求人広告は、**企業の求人情報を自社メディアに掲載し、求職者に情報提供を行う**のが主な業務です。 みなさんも一度は使ったことがあるであろう「マイナビ」や「リクナビ」は、人材広告に当たります。(ちなみに、『チアキャリア』も人材広告です!) 人材広告の収益源は、掲載企業から支払われる広告掲載料金で、前払いが一般的です。 基本的には、広告効果に関係なく、掲載料金が発生します。 しかし、自社メディアを継続的に利用してもらわないと利益を得られません。 そのため、人材広告ではCTR(クリック率)や応募数、内定承諾率などの数字を上げるのが重要です。 人材広告の代表的な企業は、下記のとおりです。 * リクルートキャリア * マイナビ * レバレジーズ ### 4. 人材コンサルティング 人材コンサルティングは、**企業の人事戦略や評価制度などに関するコンサルティング**が主な業務です。 取り組む課題によって、問題点や解決に必要な戦略などが異なるため、幅広い知識や応用力、対応力が必要不可欠と言えます。 コンサル先の企業の目標達成がミッションのため、非常に責任が大きな仕事です。 その分、達成したときの充実感ややりがいを感じられるでしょう。 またコンサルティング業は、収入が高額傾向にあります。 人材コンサルティングの代表的な企業は、下記のとおりです。 * リンクアンドモチベーション * リクルートマネジメントソリューションズ * マーサージャパン ## 人材業界の職種3選 人材業界の職種は、主に下記の3つです。
  • 営業
  • キャリアアドバイザー(CA)・コンサルタント
  • 企画・マーケティング
人材業界は職種によって、企業と関わるのか、求職者と関わるのかが異なります。 ここでは、それぞれの職種の特徴を見ていきましょう。 ### 1. 営業 営業は基本的に、**企業に向けて提案やフォローを行います**。 ただし、先程解説した4つの領域によって、仕事内容が大きく異なります。 それぞれの役割は、下記のとおりです。 <人材業界> * リクルーティングアドバイザーとして、企業の経営者や人事担当者に対して、営業活動を行う * 各社の理念や戦略などを踏まえた上で、採用希望に沿った最適な人材とのマッチングを実現する <人材派遣> * 人材派遣の活用を含めた組織コンサルティングや、派遣契約の営業を行う * 登録している派遣スタッフのスキルアップ研修や、フォローなども仕事 <求人広告> * 自社で取り扱っている媒体の強みや実績を求人企業にPRし、広告掲載の契約を結ぶ * 求人企業の業種や特徴によって、広告掲載に有効なメディアが変わるため、ミスマッチが起こらないように営業をする必要がある <人材コンサルティング> * 人事の立案や実行をサポートし、人材関連の課題に対して有効な解決策を提案する * 企業や業種ごとの課題に対して、それぞれに効果的な解決策を立案する必要がある * 豊富な知識や優れた思考力が必要 ### 2. キャリアアドバイザー(CA)・コンサルタント キャリアアドバイザー(CA)・コンサルタントは、**求職者にヒアリングを行い、就職における希望や適正を踏まえて、最適な企業を紹介する**のが仕事です。 求職者にとって、キャリアアドバイザーは頼りになるパートナーと言えます。 キャリアアドバイザーの助言で、就職を大きく左右する可能性も高いです。 そのため、求職者の希望を的確に聞き出すコミュニケーション能力や、特性や適した職業を見抜く力が求められます。 キャリアアドバイザー(CA)と似ている職種に「キャリアコンサルタント」があります。キャリアコンサルタントは「国家資格」で、転職やスキルアップ関連のアドバイスを専門的に行えるプロとして認められています。 キャリアコンサルタントの資格を持っていると、自身の仕事内容の幅が広がるため、目指してみるのも1つの方法です。 ### 3. 企画・マーケティング 企画・マーケティングは、**人材に関する自社メディアやサービスの考案・開発**が主な仕事です。 また、人材市場における調査・分析なども担当します。 直接企業や求職者と関わる機会は少ないですが、自社サービスをより良いものにするための、縁の下の力持ちです。 企画・マーケティングは、基本的に「サービス向上」を目的として、さまざまな施策を考案します。 そのため、人材業界の正しい理解と深い知識が必要です。 マーケティングと聞くと華やかなイメージがありますが、実際は分析や市場調査などをコツコツと行います。 ## 人材業界における3つの現状・動向 人材業界における現状・動向は、下記の3つが挙げられます。
  • 国内市場は減少傾向にある
  • デジタル化・DX化の促進
  • 雇用構造が変化している
今後人材業界を目指すなら、ぜひ覚えておきましょう。 ### 1. 国内市場は減少傾向にある 人材業界の国内市場は、**減少傾向**にあります。 その背景は、昨今の国内情勢が影響しています。 現在の日本は、少子化・労働人口の減少が顕著です。 少子化で、未来の日本経済を担う子どもが少ないことが分かっているのに、市場規模は大きくできません。 人材業界は景気に左右されやすく、今後も減少が続くとされています。 国内市場が減少している人材業界で生き残るためは、他社との差別化が必要です。 例えば、日本で働きたい外国人向けのサービスを行ったり、専門の分野に特化したサービスを打ち出したりなどです。 近年は、独自のサービスや事業内容を展開する企業が増えています。 そのため、志望企業がそのような取り組みを行っているかは、チェックしておきましょう。 ### 2. デジタル化・DX化の促進 現在の日本は、新型コロナウイルスや働き方改革などの影響で、リモートワークが普及しつつあります。 リモートワークの普及に伴い、社内システムや外部提供サービスなどの**デジタル化・DX化**の動きが強まっているのです。 デジタル化・DX化の流れは、社会全体で加速しているため、今後も引き続き継続していくと見られています。 人材業界は、この社会の流れに「人材業」をどう適応させていくかがポイントです。 いつまでもアナログにこだわっている企業は、衰退していくでしょう。 そのため、企業がどのような取り組みを行っているのかを、チェックするのがおすすめです。 ### 3. 雇用構造が変化している 現在の日本は、男性だけでなく女性も働くのが当たり前の時代です。 夫婦共働きの家庭も一般的になりつつあります。 さらに、超高齢社会のため、定年年齢の引き上げが行われました。 これにより、高齢の働き手も増えています。 このように、**雇用形態が変化している**点が、日本の経済事情のポイントです。 人材業界では、世の中のニーズに適したサービスを提供できるかどうか、今後重要だと言えます。 例えば、子育てと両立したい女性を支援するサービスを展開したり、高齢者の働き口を紹介したりするなどが考えられます。 雇用構造の変化に合わせて、人材業界もニーズにマッチしたサービスを提供できるかどうかが、ポイントです。 ## 人材業界の魅力3選 人材業界の魅力は、下記の3点です。
  • 人から感謝される機会が多い
  • 人の人生の転機に関われる
  • いろいろな人と出会って人脈が広がる
働く上で、魅力ややりがいは非常に大切です。 たとえ給料が良くても、仕事に魅力ややりがいを感じられなければ、人生が充実しているとは言えないでしょう。 人材業界で働く上での魅力を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。 ### 1. 人から感謝される機会が多い 人材業界は、**人から感謝される機会が多い**仕事です。 一部の業界では人材不足が深刻なため、採用が上手くいかずに悩んでいる企業もあります。 そこで人材業界がプロとしてサポートし、採用が上手くいけば、クライアントからは感謝されます。 また、求職者に対しても同じです。アドバイスをしたり相談に乗ったりした結果、希望の企業に就職できれば、感謝されるでしょう。 採用などをサポートし、目標に向かって並走してくれる人材業界は、企業や求職者にとっては頼れる存在です。 そのため「人の役に立ちたい」「誰かに喜んでもらいたい」という人には向いている仕事だと言えます。 ### 2. 人の人生の転機に関われる 人材業界は、人の働き方やキャリアに関わっていく仕事です。 そのため、**自分のサポートが、相手の人生を左右する**と言っても過言ではありません。 ただ仕事先をあっ旋するだけではなく、その人のバックボーンや価値観を踏まえて、より良いアドバイスを送り、サポートする必要があります。 人の人生に関わるということは、同時に責任がのしかかります。 人と人(企業)を結ぶ仕事なので、上手くいかないことも多いです。 しかし、その分やりがいも存分に感じられる仕事と言えます。 例えば、自分のアドバイスで、希望の企業に転職が決まった求職者がいたとします。 その後昇進して活躍していたら、その人の人生を良い方向に変えたことになりますよね。 人の人生の転機に関われる仕事は、そう多くはありません。 ダイレクトに感じられる点が、人材業界の魅力です。 ### 3. いろいろな人と出会って人脈が広がる 人材業界で仕事をしていると、さまざまな業種や職種のクライアントと出会います。 そのため、**人脈が広がる**点が魅力です。 自分の知らない世界を見られるため、好奇心旺盛な人にはピッタリでしょう。 また求職者のあっ旋や派遣を通して、クライアントとの間に信頼関係を築いていくのも、人材業界の大切な役割です。 クライアントとの信頼が、仕事につながると言っても過言ではありません。 自分の専門分野や価値観が同じ人達だけでなく、多様なジャンルの人と関わると、より人脈が広がり、人材業界の面白さを感じられます。 ## 人材業界研究はチアキャリアを活用しよう! 人材業界は、**人と企業をつなぐ役割**を担っており、日本のビジネスを発展させるために必要不可欠な存在です。 4つの領域があり、それぞれ仕事内容や役割が異なります。 自分がやりたいことを叶えられるのはどの領域なのかを考えて、今後の就活に活かしてください! 最後までお読みいただき、ありがとうございました! この記事がよかった場合は、グッドボタンとチャンネル登録([チアキャリアへの会員登録](https://cheercareer.jp/register?key=f435ecf0aa23069a3fb789817d10511e))をよろしくお願いいたします。 それではまた次の記事でお会いしましょう。いいみゆでした〜!ば〜いば〜い!
この記事を書いた人
いいみゆ
新卒でウエディングプランナー→事務職→Webライター。

自らの就活や転職活動の経験を活かして、不安や疑問を解決できるような記事をお届けします!

学生時代は超強豪マーチングバンド部で、毎日練習に明け暮れていました。

ディズニー大好き人間。
フロリダのディズニーに行くのが夢です。

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