母集団形成 2020.06.19
媒体で新卒採用をするための【色から考える画像選定】テクニック3選
こんにちは、∠macchaです。
新卒採用媒体で母集団を集める際、
原稿と同時に重要になってくる要素といえば**画像**です。
近年は就活生の世代にSNSが浸透したことによって、
これまでの原稿ノウハウから傾向も大きく変化をしてきました。
とくに顕著なのがInstagramの流行による**見栄えを意識した画像**です。
今回は人間の特性も踏まえながら、
**色の組み合わせから考える画像選定**テクニックをお送りします。
## なぜ画像を色から考えるのか
画像選定といえば、
よく構図や明るさなどは話題に取り上げられますね。
しかしここでなぜ色を考えるのか。
### 人間の84.7%は色で購買意欲を刺激される
人間のモノを買いたいという思考は、
**見た目**に大きく起因しています。
* 色
* デザイン
.
こういった要素ですね。
購買意欲は言い換えると**興味・関心**でもあります。
つまり、媒体で応募を集めるためには、
学生に**興味・関心**を持ってもらうことが重要になり、
その要素として画像の**色**はかなり重要になります。
## 1.色の意味から分析する
色には各色によって与える印象が異なります。
そして「購買欲」を促す色も存在します。
* 赤:エネルギー・行動力を象徴する色
* オレンジ:親しみ・家庭的を象徴する色
* 黄:賑やか・幸福を象徴する色
* 緑:平和・安全を象徴する色
* 青:さわやか・誠実を象徴する色
* 紫:高級・上品を象徴する色
* 白:純粋・勝利を象徴する色
.
この中で「購買欲」に働きかける色は
#### 暖色「赤」「オレンジ」が効果的
## 2.見栄えを良くする「反対色」の活用
**色相環**というものがあり、
色は近しい色が隣り合い円になって表されます。
反対色とはこの色相環の**反対側に位置する色**のことを指します。
* 赤の反対は**緑**
* 青の反対は**オレンジ**
.
### 反対色の効果
反対色を意識する意味は何処にあるのか。
それは**色の鮮やかさ**です。
人間の目は反対色を同時に見た場合、
それぞれの色を**より鮮やかに**写す特性があります。
つまり、画像に色を乗せるのであれば、
**反対色となる2色の組み合わせ**が一番鮮やかに見えるということです。
### 白や黒の扱いは?
色相環には「白」や「黒」がありません。
これらの色は通常の色とは異なって**「無彩色」**と呼ばれ、
別で色相環が作られます。
ただ、こちらに関しては白〜黒の段階的なグレーが反対色になるので、
あまり意識はせず、**「白の反対は黒」**のイメージだけでも問題はありません。
## 3.映える「色の三属性(色相・彩度・明度)」
色の意味、反対色と話をしてきて3つ目のポイント。
それは**色の三属性**です。
* 色相(Hue):「赤」「黄色」「青」のような色の相違
* 彩度(Saturation):色の鮮やかさの度合い
* 明度(Brightness):色の明るさ度合い
.
順番に見ていきましょう。
### 色相(Hue)
これに関しては特筆することはありません。
上記で出てきた**色相環**と同じこと。
これは簡単に話すと**色の種類**のことです。
### 彩度(Saturation)
鮮やかさとはつまり、**色味の濃さ**です。
彩度が高ければ、**ビビットな原色**になり、
彩度が低ければ、上記の**無彩色**としてグレーに近づきます。
### 明度(Brightness)
これはイメージとしては透明度に近いかもしれません。
明度が高ければ、どす黒い色となって**黒**に近づき、
明度が低ければ、透明感が出て**白**に近づきます。
## 結論:学生に映える色とは
結論、どんな色が学生に刺さるのか。
軸となるメインカラーは各社のコーポレートカラーが良いでしょう。
つまり、使う色に関しては、
### 色相
* コーポレートカラー(メインカラー)
* メインカラーの反対色
.
### 彩度
彩度は高めのビビットなカラーがクリック率は高い
### 明度
高くても低くても**白黒**に寄ってしまうため、
中間程度がベスト。
媒体の画像を色から考える。
考察完了です。