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学業・ゼミ・研究室で取り組んだ内容
私は細胞核に対するDDSキャリアの開発について研究を行っています。学部生の時に受けた講義の影響からDDSに関して興味を持ったことがきっかけで研究を始めました。現在に至るまでにDDSについての研究は積極的に行われています。核に対するDDS研究の難しさは核膜孔といわれる複合体によるものだと知られています。そのため、開発されてきたDDSキャリアの多くは細胞質に薬物を放出してその後の受動拡散や核移行シグナル(NLS)よって核へと運搬させるという手法が殆どです。しかし、この手法には様々な問題点が存在しています。なので、私は上記の手法をとらないキャリア自身が核内へ移行するような新しいキャリアを開発することを目指しています。この研究の成果はDDS分野の発展に大きく貢献できると思っていますし、医療の進歩の手助けになればよいと思い研究を行っています。
