ビジネススキル 2020.05.11
反感を買ってしまう人の“口癖”とは?
就活生のみなさん、こんにちは。
Webセミナーや面談などコミュニケーションツールを介しての会話が
増えている中、今日は自分の言いたいことを角を立てずに伝える方法について
考えてみます。
直接会って会話をする場合にはディスプレイ越しでは見られない
表情や雰囲気、全身の姿やしぐさなど細かな点も情報として加わります。
これらの情報が制限されるということは、自分の発する質問や意見への
注目度が上がり、伝えたいことをいかに正確に伝えられるかが
重要になってきます。
# 営業担当者に学ぶコミュニケーションの極意
# 言い争いで勝っても意味がない
商品の質が悪い、値段が高いなどお客様と言い合いになってしまった場合
営業担当者は毎日トークの研究をしているわけですから、
理屈でお客様に負けることはありません。
最後にはお客様も言うことがなくなります。
お客様を言い負かして気分はスッキリします。
ですが、「なるほど、理屈では君の言うとおりだ。じゃあ契約しよう」
とお客様が言ってくれることはほぼ無いと思ってよいでしょう。
店員に言い負かされて商品を買った経験があなたにはありますか?
言い争いになったとき、相手をやり込めたいという思いがわいてしまうのは当然でしょう。
でも、やり込めてしまうと、本来の自分の目的が達成されないことのほうが多いのです。
営業の場合、望む結果は契約をいただくことです。
# どんなことを言われても「ありがとうございます」という枕詞を使って受け止める
しっかりと相手の言っていることを、
「ありがとうございます」を使って受け止めるのです。
すると相手の戦意がどんどん失われていくのがわかるでしょう。
相手が言っていることが、自分の意見と違ったとしても、否定はしないこと。
ただ受け止めるだけという点がポイントです。
ついつい否定から入ってしまうから、揉めてしまうのです。
相手を攻撃してやりこめたとしても、自分が得たい成果は遠ざかるばかりです。
# すべてを台無しにする接続詞とは?
すぐに言い返したいのをこらえて、せっかく相手の話を受け入れたのに、その直後に
「しかし」、「でも」、「ただし」、「だって」
などという逆説の接続詞を使ったとたんに、すべてが台無しになってしまいます。
このような接続詞を《逆説の接続詞》と言います。
逆説の接続詞、「ですが」、「だけど」、「なのに」など
使い方には要注意です。
# 相手を納得に導く接続詞とは?
反論しているように感じさせずに、すんなりと受け入れてもらうためには
《転換の接続詞》「ところで」、「さて」、「そう言えば」、「では」などを使います。
人とトラブルを起こす人は、逆接の接続詞が多いです。
人間関係がうまくいかない、コミュニケーションが苦手という方は
普段、何気なく使っている自分の接続詞に注意を向けてください。
コミュニケーションの達人たちは、逆説の接続詞を使って
相手を否定することはありません。
相手の意見を否定せずに、自分の意見を伝えるスキルを身につけているのです。
自分の使いなれている言葉を今一度見直して円滑なコミュニケーションを図ってください。
あなたと周囲の方々により有意義な就活でありますように。
応援しています。