2022.05.17
マーケティング世界旅行⑮ 毛が100本
最近、世界がきな臭くて、
なんだか気分が落ちこむニュースが増えた気がします。
某隣国の暴挙なんか、
ニュースを見ているだけでこちらまで不安になります。
ボランティアぐらいしかできることを思いつかないのがもどかしい。
そういえば、ウクライナ問題の前は、
香港の人権問題がすごく話題になっていましたよね?
あれ、どうなったんでしょう。
たくさんのことが一度におこって、意外に激動の時代な気が…
気になったので、香港情勢を調べていると、面白いメディアを発見。
香港人の6人に1人が注目する、「100毛」という名の雑誌です。
若い世代がターゲットのエンターテイメント雑誌で、
毎週100個の話題を提供しているみたいです。
文字数にもこだわりがあり、
すぐに読み終わる100~500文字の構成を心掛けているそう。
(私が好きな週刊プOジデントの20分の1くらいだ!)
さらに、紙媒体だけではなくFacebook上で記事をシェアしているので、
購読していなくても記事内容は追えるし、電車でも気軽に読めますね。
話題になったきっかけは、香港国内の人気ファッション雑誌の表紙のパロディー。
ムキムキのイケメン(本家)とムチムチのフツメン(?)の対比が面白く、
かなりの話題になったそうです。
現在はネットテレビも立ち上げており、
軽やかなパロディー番組と、まじめなバラエティーの2軸で放送しているみたいです。
普段はすごく面白いけど、まじめっていいですよね。
なかなかない。
あまりにも知的でない話しかないと、恥ずかしくて友達にも言いにくいから、
広がりにくいと思うし、まじめすぎでもなんかダサい。
そこのバランスをうまくとったんでしょうね。
さらに短い文の構成やネット媒体で、Z世代の嗜好に沿ってカスタマイズ。
大学や職場の同僚との雑談ネタをささっと仕入れたい方にはうってつけですね。
いいなぁ。
面白いけど、知的で、
話の短い細マッチョイケメンはどこかにいないだろうか。
いないです。
そういうことは、まず自分がふさわしい人物になってから言いなさい。
ってことですね。