2012年に立ち上げたGRACEも多くの関係者の方のご尽力により、10周年を迎えることとなりました。これから続く私達の長い道のりを考えれば、まだ歩み始めたばかりではあるのですが、10周年という節目にあたって、新たに“あらゆるモノ・コト・ヒトには、より良く進化する底力が宿っていると信じ、それらを愛とアイディアで再生する『再生啓発企業』となる”ことを企業理念に掲げさせていただきました。
リユースからWebコンサルティング、フードなどこれまで多岐にわたる事業を展開してきた私達ですが、いずれの事業も「再び」とか「やり直す」など再生を意味する英語の接頭辞「Re」が当てはまりました。一部、節操なく事業を拡大しているなどの揶揄もいただいておりましたが、しっかりテーマがあったんだなと10年を経て、私達自身、気づきもありました(笑)
企業理念を刷新するにあたって、改めて各事業の成り立ちなどを振り返ってみたのですが、例えば、現在、GRACEで展開している自動車修理工場の運営はWebコンサルティングのお客様からのご相談がきっかけで生まれたもの。カフェ業態「UNI COFFEE ROASTERY」も貧困にあえぐミャンマーのコーヒー農園とその生産者とのコネクションを持つ社員を通じて始めたもので、いずれも課題や相談に真正面から向き合い、「光のあたっていないポジティブな要素は何か」を探し出し、それを踏まえて「私達に何ができるか」という思いを煮詰めてスタートした事業です。
つまり、10年間でGRACEが育んできたいずれの事業も業種・業態はバラバラですが、失敗してしまったもの、日の目を浴びないものを「もっと良くなるはず」と信じて、リブランディングした再生啓発事業だったわけです。ですから、これまで私達が漠然と共有してきた想いを具現化したものが企業理念であり、これからの10年も基本的に事業の根幹の部分は変わりません。引き続き、再生啓発事業を通じて関わる多くの人を「笑顔」にしてまいります。