これからの日本の医療つくっていく仕事
――創業の経緯について教えてください。
私はこの会社を53歳で創業しましたが、「収益をあげて創業者や経営陣が豊かになる」というような利己的な考えは一切ありません。
創業の経緯としても、私自身が医療業界にずっと携わってきたため、日本の医療行政の歪みをたくさん感じてきました。
だからこそ、その歪みを是正していきながら、ビジネスとして成り立つような会社を作りたいという想いがありました。
会社自体が社会貢献をする。そして、会社に加わる社員はそれを意識しやりがいのある人生を過ごしていくことということこそが、この会社の最大の目的です。
――医師の開業支援事業に込めた想いについて教えてください。
日本には医師が30万人、病院が8300件、クリニックが10万2千件程度あり、国内の医療は圧倒的に供給過多の状況です。
さらに病床数でいうと、人口3,3億人のアメリカと比較しても2.5倍、医者の数も人口1000人あたりで比較すると世界一位となっています。
世界でもこれだけ医療が充実している国は他に類を見ない状況です。
「医者になったらずっと生きていける。」私たちはその考えを変えていきたいと思っています。
他の士業と比べて、医師の診療報酬には多額の税金が投入されているため、日本の医療財政を考慮すると医師の待遇は危ぶまれています。
だからこそ、日本の医療体制を支え、医師の働く環境を支えるためにも私たちは開業支援に取り組んでいます。
医師の開業支援は、もともと医薬品卸業者が担っていた背景もあり、専門的な知識を持ち開業までのあらゆる業務をワンストップで提供できる会社はありませんでした。
私たちは医師の開業支援業界におけるリーディングカンパニーとしてマーケットを切り開き、国民の健康と安全を守る医師のサポートをしていきたいと考えています。
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