イベント会社で、派遣スタッフとして登録し、バイトをしていた大学時代。
世の中に「広告代理店」という会社があることを知りました。
就活時に、大手広告代理店の選考を受けるも、なかなか内定はもらえず…
大学卒業後も、相変わらずバイトを続けていた最中、ある日突然、そのバイト先が倒産に。
---就職もしていないのに、バイト先の仕事までなくなったのです。
そんな窮地の時に、それまでに仲良くなっていた制作会社の人たち(クライアント)が、僕に連絡をくれて、直接仕事の依頼をしてくれるように。
僕も、今まで一緒だった仲間や後輩たちを誘って働きました。
それから一年、いつしか「坪さん、会社をやったらどうですか?」と言われるまでになったものの…
僕にしたら、就職もしたことがない、会社だって作ったことがない。
やるにしたって、勇気もなかったのです。
ちょうどその時、一つの大きな転機が訪れました。
ある朝、起きて目を覚ましたら、視界がボワーっと「霧」がかかっているような状況になり、大学病院で「即入院」となりました。
---まさかの、国が指定している『難病』にかかっていたのです。
家族も大学病院に呼ばれました。
医師から言われたことは、おそらく「ストレス」ではないかと。
そして、その病気は血管やリンパの症状も出ることもあり、いつ「突然死」をしてもおかしくないと。
それが24歳の時でした。
---その時に、単純に「死にたくない」と、心の底から「生きたい」と強く思ったのです。
病室から見えた月に、「この先もし生きることができるのなら、これからの人生は人のために立ちます(だから生かせてください)」と心で誓ったものの…
何の能力もない僕が、どうやったら人の役に立つんだろう?と。
考えても、答えは出ませんでした。
でも周りの人たちからの後押しと、ちょうど病気のことも重なり、「どうせ死ぬんだったら、会社をやってみよう」という想いへと変わりました。
「会社をやったところで、死にはしない」と。
人の役に立てるのなら、とにかく「やってみよう!」と。
これがツーボックスの"はじまり"です。
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