実録!不動産24時①

2022.12.12

実録!不動産24時①

先日、姪っ子から来たLINEに返事をしたら、今習い事中だからLINEしないで!と
怒られた大高です。そっちが送ってきたら返事したんでしょ!とは言いませんでした。

さて、世の中には先の見えない事ってたくさんありますよね?
大きく言えば将来、日常的な事で言えば、明日の天気も分かりません。

不動産の仕事も、実は『分からない事だらけ』なんです。
もちろん、役所にデータが保管されている物や当時の設計図から得られる情報も多数あります。

しかし、それはあくまで表面的な情報です。
設計図という内部情報があったとしても、
設計図通り、全てが行われているとは限りません!!!

手抜き等の悪意の話は、今回触れませんが、
リフォームしている場合や昔は現場合わせ(現場で収まりが良いように調整などする事)
をする事が今よりも断然多かったと思います。(図面修正されず竣工してしまう)

今は、製図する際に3Dで図面を確認出来るので、梁と配管の収まりも良くなったと思います。

上記の様に目に見えている建物でさえ、まさか!の事態が起きます。
そうなると、もっとヤバいところがありますよね?

はい。土の中です。これは透視能力がない限り、完璧に回避するのは不可能です。
通常の順番的には、
①建物が建っている状態で契約
②引き渡しを受けて名義変更
③その後解体作業。

という流れなのでソナー的な何かがあっても、もう遅いのです。

建物解体後に地中を確認するんですが、今回壊した家ではなく、
その前の家を解体した時に出た、柱の一部やコンクリートガラが出てくる事があります。
とても、悲しい気持ちになります。

中でも一番、衝撃を受けたのは、井戸が7個も出てきた現場です。
正確には、ほとんどが枯れ井戸で、水気がないものでしたが、
しっかりと埋め戻しがされておらず、コンクリート製の蓋が乗っているだけでした。
一部は、その上に建物を建てて住まわれていました。単純に危ないです。

弊社が、購入後は地盤調査会社に依頼し適切な処理をしました。
枯れ井戸なので、そこまでの改良はありませんでした。

最後になりますが皆さんも表面だけで判断や評価をせず、内面をみる訓練をして下さい。
どんな仕事でも必要ですし、人間関係を円滑にする為にも必要です。

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