アルサーガパートナーズ株式会社
+ フォロー
QAエンジニアの「本質」を知ることで開けるキャリアとは?

2022.07.21

QAエンジニアの「本質」を知ることで開けるキャリアとは?

IT開発における「QAエンジニア」の役割は、ユーザーが心地よくサービスを使えるようにすることです。しかし普段あまり表に出ない存在として、周辺職種の「テスター」と混同されがちな職種でもあります。そこで、QAエンジニア歴が長く、ディレクターとしても活躍中の村川にQAエンジニアの本質的な役割や重要性の話を聞きました。

QAエンジニアとなったきっかけは、まずトレンドのITの仕事に関われたらいいなと思い、最初はITの会社に下請けとして入っていました。デジタルカメラ開発のテスターとして入り、カメラの開発にも携わっていました。
その会社では主に「テスト」という業務だったのですが、次の転職先で「テスト」と「QA」の概念が実は違うんだよと教えてくれる恩師に出会ったんですね。
その方から学んだこととして、QA(品質)は「テスト」をして不具合を検出する役割と思われがちですが、そうではなく、ユーザーの使い方を考えて、本当にユーザーが使いやすいか、ユーザーが使っていて気持ちが良いか、を考えるところまでが「QA」の仕事だと学びました。
設計にも携わることで、ユースケースでユーザーの要件をちゃんと満たしてあげるために「QA」があります。このようにユーザー側の視点に立って考えることが面白いと思い、QAエンジニアを目指しました。

アルサーガの場合、受託開発がメインなので、ターゲットとなるユーザー層がどのようなサービスを使っているのか市場調査をし、実際に使ってみて、それぞれの強みやデザイン性などをチェックします。
そして、今回作るシステムに対してどのユーザーに合っているのか、どんな人が使うのかを割り出していきます。
そのためには、お客様と綿密にコミュニケーションをとって市場調査をしていくことが大事になります。コードを書くエンジニアとは考え方がまた違いますね。

QAエンジニアのやりがいとしては、視点が複数あるのが面白いです。エンドユーザーの立場だったり、開発の立場だったり、どちらの視点にも立って考えられるのは楽しいですね。
また、QAは末端で考えられがちですが、実はそうではなくて開発やデザイン、エンドユーザーにも関わるので、要件定義するディレクターに進んだり、開発のマネジメントやエンジニア、デザイナーになることも勉強すればできます。
可能性が広いところもQAエンジニアの良いところですね。

投稿一覧
12