「メメント・モリ」という言葉をご存知でしょうか？


僕は「全然やる気が出ないな…」「最近イキイキしていないな…」と感じたときに、この「メメント・モリ」という言葉を心の中で唱えるようにしています。


メメント・モリ（memento mori）とはラテン語で「死を忘れるな」という意味を表します。

この言葉は古代ローマ時代、将軍が凱旋パレードを行なった際に使用されたのが始まり。


当時のメメント・モリは、「戦に勝っても、明日はどうなるかはわからない。だから気を抜かないようにしよう」という文脈で用いられました。



ただし、現在は「人間いつ死ぬかはわからないのだから、今を一所懸命に生きよう」という意味で使用されることが多いです。


そしてまさにスティーブ・ジョブズの、かの有名な卒業式スピーチにも、メメント・モリを彷彿とさせる一節がありました。


「私は17歳のときに『毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる』という言葉にどこかで出合ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。『もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか』と。」



このスピーチを耳にしたことはあっても、実際に毎日鏡の前で「今日が人生最後の日だ」と自身で問いかけることを習慣化できている方はほとんどいないはず。（僕は何度も挫折しました…）


そこで、一日一回だけ場所を問わず、「メメント・モリ」と心の中で唱えてみるのはどうでしょうか。



一日一回だけ、「自分が死ぬ存在なのだ」と認識する。
それにより、生を授かっている今のこの期間はわずか一瞬であると毎日実感できます。


死の力を、日々のイキイキとしたエネルギーに転化させたい方は、「メメント・モリ！！」と心の中で唱えてみるのがおすすめです。




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ということで最後に宇宙兄弟で出てくる、僕の大好きなセリフを一つ紹介して締めくくりたいと思います。

「人生は短いんだ。テンションの上がらねぇことにパワー使ってる場合じゃねぇ」