2021.03.29
~松下幸之助のお話(パナソニック創業者)~
パナソニック創業者、松下幸之助のエピソードの中で、私が好きなエピソードをご紹介します♪
ちょっと長いですがじっくりと読んでみてくださいね!!!
◆ ◆ ◆
昭和36(1961)年のあるとき、幸之助が松下通信工業を訪れると、
幹部社員たちが深刻な表情で会議をしていました。
聞けば、カーラジオの納品先であるトヨタ自動車から値段をただちに5%、
むこう半年で15%、合計20%下げてほしいという要望があったといいます。
貿易自由化に直面していた当時、トヨタ自動車では輸入車に対抗すべく、徹底的な合理化を図っていたのです。
ところが、まだ始めて間もない事業だった松下のカーラジオは、
ようやく3%の利益が得られる程度であり、この要求に応じることは困難でした。
しかし幸之助は、次のように指示を出します。
「そもそも3%の利益率とはどういうことや。話にならん。トヨタさんの要求は現状を考えると当然のことや。至急、20%価格を下げても10%儲かるように工夫せぇ。 トヨタさんは日本の自動車産業を維持、発展させていくために、日夜心をくだいて努力しておられる。何としてもこの要求に応じなければならない。性能は絶対に落とさず、先方の求めに従い、値下げしてなお適正利益があがるように、設計や工程を根本的に見直してはどうか 3%だったら、今までの延長線上でコストダウンを考える。しかし、3割下げるには商品設計からやり直さなければならない。それなら、3割は無理ではない。」
技術者たちが抜本的な改良に取り組んだ結果、
1年あまりで20パーセントの値下げと、10パーセントの利益確保を実現することができました。
この経験をふり返って幸之助は、
「事業でも何でも、“できない”と考えてしまえばそれで終わりである。“できるはずだ。どうすればできるか”と考えていってこそ、困難なこと、一見不可能に思えることもできるようになる。こういう考え方は、お互いが物事を決断する際に大切なことの一つではないか」
と述べています。
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これこそ、プロとしての姿勢、プロとしての仕事だな~、と感じます 。
重要なのは、『どうすればできるか』を考える事。
とても情熱的なエピソードですね。皆さんはどう感じられましたか?!
人事担当 山中
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