「やりがいのある仕事が待ってます!」
みたいなセリフって、就活しているとやたら目につきますよね。
わたしあれあまり好きではありません。
ついつい、
やりがいがあるとは主にどのような仕事のことを言うか、
具体例を挙げて説明せよ。
と思ってしまう。
「やりがいがある」には二つの側面があると思います。
自分のメリットになるものと、プレッシャー要因になるもの。
メリットになるのは、裁量のある仕事を任されることによる経験値とか、
キャリアにおけるプラス要因や仕事のモチベーションになるものですよね。
でも、得られるものが大きい仕事って、それに対する責任も膨大なのでは、
と思うんです。
仕事をきちんと遂行することに対して責任はあって当たり前だと思いますが、
その仕事によって自分が世の中に与える影響にも責任を持つべきではないでしょうか。
その仕事によってあなたが誰かの考えを、世の中の風潮を、変えるかもしれない。
だから、「よりよい社会」を作ることに貢献しなければいけない、
というプレッシャーを感じて仕事をするべきだと思うんです。
マーケッターだったら、倫理的に考えて
販売促進してよい商品なのか、とか、この広告は誰かの権利を侵害しないか、
とか、当たり前ですが一人一人が考えないといけない気もする。
例えば、FaceOook社の例だと、
深刻な人権侵害に間接的に加担してしまっている恐れが指摘されています。
中国政府が大口顧客らしいのですが、彼らがFaceOookをどう利用しているかというと、
「幸せなウイグル自治区の人々」の広告を国外の人に向けて打ち出しているんです。
これに対し、ウイグル自治区での弾圧をもみ消そうとしている、
と大変な抗議の声がありました。
社会に影響を与える側としての責任を問われる、とても難しい問題ですね。
マーケッターも、とても大きな影響力を持つ職業だと思います。
弊社の社員さんが、みなさんびっくりするほどやさしい方々なのは、
「社会に対する責任」をしっかり自覚できる方を選んでいるからなのかな、
なんて勝手に想像してしまいました。
参照サイト
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1299635.html