東京本社4F通路(休憩できる空間で、本棚にはLuci照明)
北海道の小さな町に生まれ、呉服屋の3代目として育ちました。
いずれ家業を継ぐものと考えており、高校卒業後に上京、早稲田大学商学部へ進学。
卒業後は経営の基本要素である「ヒト・モノ・カネ」のなかでも
「ヒト」の分野を深く学べる株式会社リクルートへ入社。
営業職として5年間、28歳まで働きました。
私がリクルートを退職した頃の日本経済は、バブル真っ只中。
マーケットの成長感もスピード感もダイナミズムも圧倒的で、
ビジネス最先端の地・東京で働くことがものすごく面白く刺激的で
地元に戻るという気持ちはいつしか消えていました。
そして、リクルートの仲間と一緒に起業。
経営に携わっていた3年の間に
自分の中で「こういう会社を創りたい」という想いが明確になり、
1995年、テラスホールディングスの原形となる株式会社コンテンツを創業、
代表取締役社長に就任しました。
その背景をもう少しお話します。
前職での私のポジションは専務、つまりNo.2のポジションでした。
しかし「先頭」と「2番手」とでは、受ける抵抗力が大きく違います。
あるとき、自分の今後の生き方を考えた際、
組織の2番手ではなく、風上に立って誰よりも強い抵抗を受け、磨かれ続けたいと思ったのです。
また、私は昔から「何をするかよりも、誰と働くか」に軸を置いていました。
そのため会社設立時にもどんな事業をやるかを決められず、定款には通信、貿易、広告代理店、映画制作、さらには農業まで。
「これだけ書けば、どれかやっていけるものが見つかるだろう!」と、
思いつくまま十数個の事業を記載していました。
それからは価値観を共有できるメンバーとともに
「働く仲間のため、お客様のためにどう貢献できるか」という姿勢で事業を展開。
2015年には持株会社制に移行、ホールディングス化しましたが、
今も、創業時から大切にしている【成長と挑戦】というキーワードは変わっていません。
前人未踏のことに挑戦し、そこで出会うあらゆる苦労や逆境、挫折すらも楽しみたい。
走り続ける人だけが味わえる幸福感を大切にし、
「成長の喜びを人生の喜び」とする人間の集団でありたい。
そのような想いの下、私は経営を続けています。
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