ビジネスのプロとして、実力を高め、大きく社会へ貢献していく。
志高い方々が仲間に加わってくれることを楽しみにしています。
1994年、私は現在の株式会社フジテックスに新卒で入社しました。
当時はまだ10人ほどしかいなかった当社。
実はそのとき大手上場企業から内定をもらっていたのですが、
フジテックス創業者から「自由にビジネスをしていい」と言われ、何だか面白そうだと感じたのです。
しかし、いざ入ってみると、やれるのは創業事業であったラミネート加工の仕事ばかり。
正直「騙された!」と思いましたが、営業としての成果を認めてもらい、入社2年目には関西拠点の立ち上げを任されました。
上司も先輩もいない中、私は部下一人だけを連れて大阪へ。
その直前には阪神大震災が起こっており、関西の街は混沌とした状態でした。
ビジネスをするには厳しい環境下でしたので、ラミネート加工の仕事だけでなく、震災後のがれき処理をしている産廃会社など、勢いのあった会社を中心に営業活動をしていきました。
ここが、商人として本当のスタートでした。
事業拡大のために土日も仕事をするほど目まぐるしい日々でしたが、約10年間、サラリーマンでありながら「自分で事業を創っていく」というリッチな経験ができたことは、すごく恵まれていたと実感しています。
だからこそ、若い人には早くから新規事業に挑戦してもらいたい。
経営者となった今、そう考えるようになりました。
その後、30歳を過ぎてから取締役営業本部長として本社へ戻り、副社長を経て、2011年 代表取締役に就任しました。
ラミネートの専門商社からスタートしたフジテックスは、「環境」というキーワードを軸に多事業を展開する商社へと成長しました。
増収増益を続け、安定した経営基盤の下に経営を行っていますが、ここから目指していくのは本物の総合商社になること。
「新規事業を創り続ける」という考えは、創業者の想いでもあります。
フジテックスは、事業意欲のある仲間が集まり、一人ひとりが営業やビジネスのスキルを磨きながら、新しい事業を生み出し続ける組織でありたいと思っています。
それが、企業として永続的に続く盤石な基盤を築くとともに、
事業を通して社会の一翼を担う責任を果たすことに繋がる、と考えているのです。
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